大学概要食べ物循環チャレンジ

MARMARON

?ごみの堆肥化を一般家庭で行うと想定し、その条件下で効率的に堆肥作りができる方法を探す。
?ごみ問題をより身近に感じられるようなシステム作り

生ごみ(主に野菜くず)由来の堆肥の効果を測定する実験の詳細が決定

実験の計画を組み立てていくにつれ、新たな課題が浮き彫りになることは勿論のこと、それらの課題に対する解決策が既に決定した事項に影響する、いわゆるトレードオフの状態になったときが特に印象に残っている。このことだけを聞けば、悩み苦しでいたのかとあまり良いイメージは浮かばないことだろうと思うが、実際そんなことはない。むしろ筆者自身にとっては新鮮で興味深いことばかりであった。自身の所属する農学部では農場実習という実践的な学習の機会があるのだが、今回の活動では講義で得た知識を使って一から自身で組み立てていく中で最適解を見出すことの困難さと楽しさを感じることができた。

アドバイザー教員による生育前準備及び生育調査方法の指導と作物学研究室実験用作物の見学

ジュートの写真

春日井市の附属農場で作物学研究室の実験用植物、繊維作物(ケナフ、ジュート、綿)畑を見学した。本プロジェクトにおいて繊維作物を育成することはないが、各植物の特徴、マルチの敷き方や生育調査法など実際に自身の目で確認できたことが良かった。今後の活動で実際の作業に移ることになると思われるため、今回学んだことを仲間に共有することと得た知識を他の情報と結び付けて、さらに深堀していきたいと考えている。

堆肥を撒く前の土壌の呼吸速度の計測

堆肥を撒く前の土壌の呼吸速度の計測を行った。堆肥を撒く前と後の二回行う予定で、前後の比較で堆肥を撒くことによって呼吸速度がどのように変化するかを調査する。

塩酸と水酸化ナトリウムによる中和滴定の様子。水酸化ナトリウム水溶液にはフェノールフタレインを加えていて赤紫色となっている。塩酸を滴下すると水酸化ナトリウム水溶液は一度透明になり再び赤紫色へ戻る。何度か塩酸を滴下すると色の戻る速さは遅くなっていき、最終的に色が戻らなくなったときを中和とした。滴定前のビュレットにおける水酸化ナトリウム水溶液量と中和したときのビュレットにおける水酸化ナトリウム水溶液量の差から塩酸滴下量を算出し、呼吸速度に関して考察を行った。

今回の反省点としては実験(中和滴定)で得られた数値の誤差が大きいことが推測される。具体的に言えば、滴下される塩酸1滴が塩酸に対する水酸化ナトリウムの中和能に対しては与える影響が大きかった可能性があること、塩酸の滴下に使用するビュレットから液が漏れた可能性があることが前文に示した誤差の原因であると推測される。前者に対しては滴定に使用した塩酸をより低い濃度へ希釈すること、後者に対してはビュレットにグリスを塗布することが対処法として挙げられる。

塩酸と水酸化ナトリウムによる中和滴定の様子

モチナの播種

モチナの播種を行った。モチナは堆肥が植物の生育にどのような影響を与えるかを調べるための実験用植物として使用する。

モチナの播種というように種を撒くだけのシンプルな作業ではあったが、非常に細かいモチナの種をセルトレイに決まった数を撒くことは実際にはかなりの手間がかかり、農場実習で使用するような播種機や定植機などの機械のありがたさを身に染みて感じた。

モチナの播種の様子

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