大学概要フードロスマッチング

【なごめ】名城大学支部

学生が自らの力で農業を体験することで生産現場でのフードロスの現状を理解し、農業やフードロスについての学びを深め、農業を通した学びのコミュニティーを形成すると共に、飲食店50店舗に食品ロスから作られた堆肥を使って育てた野菜を提供することでフードロス削減に貢献すること。

農場の先生に生産現場でのフードロスの現状や農業が抱える問題などについて取材

名城大学付属農場にて、農場の先生に生産現場でのフードロスの現状や農業が抱える問題などについて取材した。

生産現場でのフードロスをなくすために何をすればいいのかを調べることを目的としてこの活動を始めたが、取材の結果、余った野菜は土の中にすきこむため、フードロスとしてはカウントされないということが分かった。私たちは、需要量よりも獲れ過ぎてしまい市場に出せなくなった野菜はフードロスであると考えていたため、生産現場でのフードロスについては定義から見直す必要があると考えられる。フードロスの定義について曖昧な部分が多いことが分かったため、引き続き農家やフードロスに関する活動を行っている企業を取材し、フードロスをなくすために必要なことについて調査を続けたいと思った。

飲食店貸し切りイベントでその飲食店でのフードロスを使ったメニューを取材

イベントでの【なごめ】名城大学支部の活動紹介

飲食店貸し切りイベントでその飲食店でのフードロスを使ったメニューを取材し、【なごめ】名城大学支部の活動についてイベントで発表することで学生のフードロスに関する理解を深め、認知拡大を図った。

飲食店「かげ山」さんにてフードロスを使ったメニュー「あらに大根」について取材し、多くの飲食店や魚屋さんでは適切な処理をすれば食べられるのに、時間や手間がかかるために、お金を払ってでも捨ててしまうような魚の部位がたくさんあることが分かった。「かげ山」さんでは、約1日かけてそのような魚の部位をオーブンで焼いたり、煮込んだりと手間をかけて処理することで、骨まで食べられる無駄のないメニューを作り、フードロスが出ない工夫を行っていた。手間をかければ食べられるような食品も多く捨てられてしまっているという現状を踏まえて、そのような工夫を多くの人に知ってもらえる活動をしたいと考えた。

フードロスを使ったメニュー

フードロスを使ったメニュー

セカンドハーベスト名古屋様へ取材

セカンドハーベスト名古屋は食品ロス削減と支援活動で重要な役割を担う企業!
セカンドハーベスト名古屋だけで、年間500トンもの食品を扱っていると聞いて、それほどのフードロスが発生していることに驚きました。フードバンクの食品は賞味期限が近いということもあり、保管方法に気をつけたり、すぐに配布する必要があるなど扱うのがとても難しいことが分かりました!このことから、よりこの事業が広まり、保存方法や配布手段が発達すれば、今までフードバンク食品として扱えなかった食品が扱えるようになり、フードロス削減に繋がるのではないかと考えました。

フードバンクとはどのようなものかを説明しているもの

フードバンクが抱える課題について取材した内容

ダイコンの種まき

畑の面積に合わせて肥料を測っているところ

育てる作物によって、肥料の種類や種の蒔き方、畝の高さなど様々な違いがあることが分かりました。育てる作物の特徴などに合わせて、作物が育ちやすい環境を整えたり、栄養を与えたりしている農家さんはまるで職人のようだと感じました。私たちが思っているよりもはるかに農業は隅々まで無駄がないように計算されて作られていることが分かりました。作物を植えてから育つまでを観察し、どのような段階でどんな手間があるのかを学んでいきたいと思いました。

肥料を蒔いているところ

大根の種を均等な感覚で蒔いているところ

ダイコンの間引きとサツマイモの収穫

15cm間隔でダイコンの間引きをしているところ

ダイコンの間引きでは、ダイコンが短い間隔でたくさん生えても栄養素の取り合いになってしまうため、15cm間隔で成長するようにいらない株を取り除きました。取り除いた株はダイコンの抜き菜と言って、食べられるため鍋や味噌汁などに入れて美味しくいただくことができました。実際に農家さんの間でも間引きはしますが、大半は捨てられてしまうため、ダイコンの抜き菜を使った料理などを紹介して食べれるのに捨てられてしまう作物を減らしたいと考えました。サツマイモの収穫では、全員でスコップをもってサツマイモを掘りましたがサイズがあまりにも大きいものや形が悪いものなどが多く、商品にできるような野菜を育てる大変さを改めて感じました。

サツマイモの収穫

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ