消費者心理?マーケティングリサーチ(中川 宏道) ゼミナール学生 × 教員 インタビュー4年 平塚 嶺旺岐阜県/大垣北高等学校 出身中川 宏道 准教授国際感覚を身に付けながら、あらゆる基礎理論を習熟する学生 平塚さん(以下学生) 国際経営学科は、グローバルな人材を育成するという方針の下、第一外国語の英語に加えて、中国語やフランス語など第二外国語も修得します。ヨーロッパやアメリカなど各地域に特化した経済や経営を学ぶことができる科目も充実しているのが特徴です。中川准教授(以下准教授) 財務管理や組織管理などの経営学の基礎から、経営戦略やファイナンスといった応用分野まで幅広く学びます。その学びを経て、2年次から専門ゼミで研究に取り組みます。私のゼミでは、商品が売れる/売れないという事象のみを調査するのではなく、その現象の背後にある消費者の心理メカニズムを解明しています。学生 普段行う買いものの背景には、数多くのロジックや心理的なメカニズムが働いていることを学び、ものの見方が変わりました。生活の中で、答え合わせをするように学んだ理論を照らし合わせるうちに、疑問を見つけて検証するというマーケティング的な思考が自然に身に付きました。同世代の研究発表から刺激を受けた他大学とのプレゼンコンテスト准教授 通常のゼミ活動とは別に、1年に1度、他大学と合同で、経営を学ぶ学生が研究発表を行う「MRGP(マーケティングリサーチグランプリ)」に参加しています。チームを組んで研究を行い、発表するという経験だけでなく、様々な研究発表に触れることを通して学びを得て欲しいと思っています。学生 ゼミでの学びを活かし、学生ならではの視点やアプローチを活かして研究を大成させていく一大イベントに、私自身も力を入れて取り組みました。他大学の学生チームによる説得力のあるプレゼンテーションには、インサイトを見極める力、つまり物事の背後まで解明しようとする洞察力の重要性を実感。自分が成長できる大きな経験になりました。身近にあふれた疑問を見極める力は社会で必要とされる重要なスキル准教授 消費者心理と聞くと、難しく感じるかもしれませんが、実はとても身近な学問です。例えば、昨日買ったものはなぜ欲しくなったのでしょうか。このような疑問も、私たちの学びにつながっています。経営やマーケティングを目指す人はもちろん、突出した知識やスキルを身に付けたいという人にも向いています。学生 私は卒業後、広告代理店に就職します。ゼミで鍛えた“ものを見極め、論理的に思考する力”を、大型量販店の売り場づくりや販促戦略を立てる際に活かしていきたいと思います。044経営学部 国際経営学科
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