現代社会はデジタル技術の革新や少子高齢化などの課題に直面し、変化と不確実性に満ちています。このような中で、大学で学ぶ意義は単に知識を習得することにとどまらず、困難な課題に向き合い、共に考え、新たな解決策を生み出すための創造的な力を養うことです。名城大学は2026年に開学100周年を迎えます。その先を見据え、「中部から世界へ 創造型実学の名城大学」という将来ビジョンを掲げ、先見性?多様性?専門性を身につけ、実行力?実現力を兼ね備えた、世界で活躍できる人材の育成を目指しています。これらの力を身につけるためには、専門知識に加えて、分野横断的な幅広い知識を習得することが必要です。本学は、そのための実践的かつ多彩な学びに満ちています。例えば、デジタル社会の可能性と課題を理解し、創造的に活用する力を養うために、文部科学省から「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」の認定を受けた「データサイエンス?AI入門」を全学部で開講し、多くの学生が履修しています。また、海外研修?留学制度では、様々な学生の希望に応えられるよう、数週間程度の語学研修やボランティアプログラムから、約1年間にわたる交換留学まで、幅広いプログラムを展開しています。さらに、多くの学生が海外で学ぶ機会を得られるよう、経済的な側面からも最大限の支援を行い、充実した奨学金?補助制度を設けています。学生の皆さんには、このような多種多様な機会を通じて、ぜひ、分野や国境を越えた学びにチャレンジしてほしいと願っています。名城大学では、多様性と個性に溢れる約1万5千人の学生が在籍し、日々活発な交流がなされています。みなさんの夢の実現に向けた学びや体験、そして一歩踏み出す新たな挑戦を心から応援します。学生の挑戦を応援します。名城大学学長006
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