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2019/02/08

動物園検定で4年連続満点を達成!

動物を愛してやまない物知り博士

農学部 生物環境科学科 4年 神山拓海さん

「動物が大好きな少年が、そのまま大人になった」というイメージがぴったりな神山さん。東山動物園検定5年連続1位(そのうち4回は満点)という記録を持ち、6回目から出題者側にまわってしまったという、大の動物マニアです。NPO法人でのボランティア活動を続けながら、農学部でのびのびと学びを深める彼に、動物の魅力と夢を聞きました。

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Q名城大学に入ったきっかけは?

A

昔から動物が好きで、その道に進みたいと考えていました。僕は三重県の朝日町出身ですが、地元には農学部が少なく、動物についての研究を行っている魅力的な大学もなくて。東海圏で探していたところ、名城大学の農学部には専用の農場もあり、設備も整っていることを知って、受験を決めました。

Q動物に興味を持ったのは?

A

3歳ぐらいからですね。とにかく動物が好きな子どもでした。小学生の時も、動物園に幾度となく連れて行ってもらって。当時から、東山動植物園にもよく行っていました。「東山動物園検定」という検定があり、初挑戦して98点で1位になりました。その後は4年連続で100点満点を記録し、晴れてチャンピオンになることができたんです。動物園について知識を深めるうちに、動物園にはいろんな役割があることを知って、ますます興味が湧いてきました。

Q動物園のいろいろな役割とは?

A

僕たちはただ動物を見に行くことを目的に動物園へ出向きますが、園には4つの役割があると思います。「調査研究」「種の保存」「教育」、そして「レクリエーション」です。動物園は、それらの複合的な役割を果たす場所で、研究にも教育にも力を入れています。大学生になってからは「NPO法人東山動物園くらぶ」の学生ボランティアとして、今度は検定作成やイベント企画などの運営側として関わることになりました。

QNPOではどのような活動をしているのですか?

A

東山動植物園と協働で環境教育などのイベントを企画?開催しています。また、協働で園の公認ガイドブック「東山動植物園公認ガイドブック」も作成しました。一部ですが、僕が撮影した動物の写真も使われていますし、記事内容にも関わっています。また、これらの成果を動物園関係者などが多く集まる集会でポスター発表することで、東山動植物園の取り組みを幅広く伝えてきました。

Q神山さんが考える、動物園の楽しみ方を教えてください。

A

動物園は、行く時間帯や視点によって、いろいろな楽しみ方ができる場所です。初級編としては、餌の時間が公開されている動物が多いので、あらかじめ調べてその時間を狙って見に行ってほしいですね。餌の時間はどの動物も活発になるので、例えばライオンなどは吠える様子を見ることができるかもしれません。群れで生活している動物については、餌の食べ方や順番を観察することで、上下関係や、縄張りなどの社会環境が見られる可能性も。そして、僕が考える、動物園のゴールデンタイムは朝!動物たちの活発な姿を見たいなら、断然朝がおすすめです。オープンしてすぐの時間帯は、いろいろな表情や動きを見ることができますよ。

Q朝が狙い目なのですね!ちなみに、神山さんが一番好きな動物は?

A

僕が好きなのはゾウで、ゾウについての卒論も書き進めています。東山動物園では、アジアゾウとアフリカゾウの二種を同時に飼育しています。同じ動物園で、この2つの種類のゾウを飼育しているところは少なく、一度に見ることができるのはとても貴重です。自宅では、ゾウは大きすぎて飼えないので、亀を2匹飼っています。ギリシャリクガメと、インドホシガメがいますが、とても可愛いですよ。

Q今後の夢や展望は?

A

NPOの活動や、大学で学んだスキルや知識を生かして、動物園や博物館で働くのが夢です。その中でも、特に教育普及活動を中心とするポジションにつけるといいなあ、と思っています。多くの人に、もっと動物のこと知ってもらいたいし、少しでも理解を深めて楽しんでほしいですね。動物園や博物館での勤務というのはとても狭き門なので、これからがんばっていきたいと思っています!

Q名城大学のいいところは?

A

農学部には専用の農場もありますし、とても設備が整っていると思います。あと、これは入ってから気づいたんですが、僕も含め、農学部には変わった人がたくさんいます(笑)。僕はゾウが専門ですが、中には動物の痕跡を集めるのが好きな人や、超マニアックな鳥を研究してる人、ヒヅメのある動物ばかりを追っかけている人もいて。全員が専門家のような感じなので、お互いに語り合うことで学ぶこともたくさんあるし、みんな変なので(笑)、それぞれの視点がとても面白いです。友人たちと動物の話をしているだけで勉強になるし、学びも多くて、とてもいい環境の中で過ごすことができているなと感じています。

農学部 生物環境科学科 4年 神山拓海さん

「NPO法人東山動物園くらぶ」の学生ボランティアとして、東山動物園での環境教育のイベントや企画に携わる。2017年3月に出版した「東山動植物園公認ガイドブック」の制作にも参加。「東山動物園検定」で4年連続100点満点を記録した動物マニアで、その後は問題作成も経験。