小さい頃から海外に親しみ、現在も大学内外の活動を積極的に行っている、経済学科の河合将樹さん。特に学外ではグローバル化を見据えた活動に参加しており、世界に視野を広げています。そんな彼がイギリス研修で学んだものとは?
「海外へはどんどん行け」という親の考えもあって、昔から海外には抵抗はありませんでした。高校の時に行った中国にはじまり、大学の国際フィールドワークで行ったシンガポール、マレーシアなど、ショートステイは何回かしたことがあるのですが、1ヶ月間の滞在は、このイギリス留学が初めてでした。普段は実家で暮らしているので、長期で家を出たことはとても新鮮で、半分ぐらいは自立できたかも?
僕は、この大学4年間でさまざまなことを経験させてもらったのですが、共通して言えることは「初めての経験は人を大きくさせる」ということです。この自分の格言が留学先でも同じことをもたらしてくれるだろうと胸に秘め、この留学を決意したんです。
1ヵ月の留学となるとそれなりの費用がかかります。それに躊躇して留学に踏み切れない人もいるかと思います。この留学も普通に行けば55万円かかるのですが、大学から20万円、学部から5万円の補助が出たので30万円ぐらいで行くことができました。もちろん全額自分で捻出しました。僕は、大学時代はとことんお金と時間を自分に投資しようと思っています。それが将来、自分の身に返ってきたら安いものかなと(笑)。
現地では、カンタベリー?クライスト?チャーチ大学付属の語学学校に、月曜から金曜まで9:00~15:00で受講していました。でも、もっと現地の人に接して、生の英会話やカルチャーに触れたいと思ったので、スクール後は毎日街のPUBに繰り出して地元の人たちと交流していました。
僕がPUBで行っていたのは、労働問題に関するフィールドワークです。現代資本主義のゼミに所属しているので、「ブラック企業って知ってる?」とか、?残業ってなに??といった質問を用意して現地の人たちに意見を聞いていくのです。合計110名ぐらいにアンケートしたかな。
日本人とは違った労働問題に対する意見が聞けただけでなく、多くの人と英語をたくさん話すことができたのはとても身になりました。日本である程度準備して渡航したのもよかったと思います。おかげで、毎日フィッシュ&チップスを食べていたので太りましたが、決して飲み食いしていただけじゃないですよ(笑)。
留学中はホームステイをしていました。ホストファミリーはそれぞれに別の仕事をもちながらも、二人でブライダル関係の商材を扱う会社を経営されている起業家のご夫婦と娘さん2人の4人家族でした。
僕が、「将来、起業したいと思っている」と話したら、「理念は?収益構造は?」などとあれこれ聞かれ、初日から将来についての熱いトークをしたのは良い思い出ですね。僕の将来の構想を話すと、「今まで来た留学生の中でマサキが一番クレイジーだ」と言われちゃいましたけど(笑)。
あと、起業するなら体が資本だと言われ、毎日2時間ぐらい筋トレしていました。帰国する際も、「マサキ、日本に帰ってもエブリデイ?マッスルだ!」と約束したので今でも続けています(笑)。
この留学を経験して、「自分で環境を変えれば自分も変わる」とあらためて実感しました。留学先の学校で普通に講義を受けているだけでは日本に居るのと同じで、空いている時間に自分でいかに動くかが重要なんだなと。
自らアクションを起こせば新しいものが見つかるんじゃないかな? と思っていましたが全くその通りでしたね。PUBに行っておこなったフィールドワークが良い例です。最初は語学力に不安があっても、必死にもがけば少しずつでも自信や知識が身に付きます。
どんなに文法がめちゃくちゃでも、どんなに語彙力がなくても、とりあえず話す! 度胸が一番大切! 決められたプログラムにいかに自分でプラスするか。留学は自分で作っていくものだと思います!
現地の人との触れ合いの中で、観光旅行では得られないものがあります。
自分の将来がまだ見えていない人は、とりあえず海外に一度行くことをおすすめします!
留学に対して受動的な姿勢ではダメ。留学に行ったら変わると思わず、自ら積極的に動かないと!
プログラム | 海外英語研修 | ||||||
渡航期間 | 2017年8月13日~9月10日 | ||||||
研修先 | イギリス カンタベリー
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研修費用 | イギリス/カンタベリー留学(29日間)498,000円 | ||||||
利用補助制度 | 海外英語研修派遣支援A奨学生
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