本学が指定管理者を務める愛知総合工科高等学校専攻科（名古屋市千種区）情報?ＩＴコース1年の戸田駿太さんが、千葉県の幕張メッセで11月4～6日に開かれた「第60回技能五輪全国大会」の「ウェブデザイン」職種で、最高賞の金賞に輝きました。銀賞の受賞者はなく、圧倒的な成績を残しての金賞受賞となりました。

23歳以下の学生や社会人が競う技能五輪全国大会で、昨年も「ウェブデザイン」職種に出場して銀賞を受賞した戸田さん。ものづくりの人材育成に力を入れる専攻科の学習環境と企業からのサポートに加え、授業後や自宅で集中してパソコンに向かい、足りないことを徹底的に見直し、実力を蓄えて今大会に臨みました。

「ウェブデザイン」職種には予選を勝ち抜いた21人が出場。第1課題から第4課題までを３日間に分けて実施され、「飲食店の管理アプリの作成」という第3課題が終了した時点では、細かなミスはあったものの及第点と言える出来にまとめた戸田さん。前回は大きく点数を落としてしまい、特に力を注いで練習してきた第4課題に臨みました。

結果は課題全体の75％ほどの完成度となってしまいましたが、気持ちを切り替えて最後のプレゼンテーションに臨んだ戸田さん。作品について審査員にしっかりアピールでき、全力を出し切れたという手応えから金賞受賞を確信。閉会式で自分の名前が金賞で発表された時には、「前回から努力を重ねたからこその喜びがありました」と振り返りました。

「昨年、次は絶対に金を取る！と心に決めたのを今も覚えています」と戸田さん。「金賞は自分の力だけでなく、協力してくださった方々のおかげで成し遂げられたと実感しました」と感謝します。次年度の全国大会で金賞を受賞すると国際大会への出場権を得ることから「感謝の気持ちを胸に次も金賞、そして国際大会に挑戦したいです！」と意気込んでいます。