トップページ/受賞 農学部の酒井真弥さんが日本食品科学工学会中部支部大会で優秀発表賞を受賞

受賞者

酒井真弥さん(農学部応用生物化学科4年、加藤雅士教授?志水元亨准教授研究室)

受賞名

2023年度 日本食品科学工学会中部支部大会 優秀発表賞

受賞日

20231216

受賞テーマ

花酵母MC87-46のイソマルトース資化性について

2023年度 日本食品科学工学会中部支部大会で、酒井さんの発表が優れた発表を行った演者に贈られる「優秀発表賞」を受賞しました。名城大学ブランド純米酒「華名城(はなのしろ)」は上品な甘味が特徴的な味わいを持っています。「華名城」の製造には、本学附属農場に咲くカーネーションから分離された花酵母MC87-46が使用されています。これまでの研究から、MC87-46はオリゴ糖であるイソマルトースを好んで食べないため、イソマルトースが「華名城」中に残り、甘味の要因になることが分かっています。

今回の研究では、MC87-46がイソマルトースを好まない原因を解明するために、MC87-46の全遺伝情報を解析しました。その結果、イソマルトース利用に関与する遺伝子のスイッチ(転写因子Mal63p)が原因であることが明らかとなりました

本研究は、農学部生物資源学科の兒島孝明教授との共同研究でもあります。兒島教授からバイオデータサイエンスに関する懇切なる指導が受けられたことも、受賞の大きな要因です。

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