学部?大学院/足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐 経営学部山岡教授の専門ゼミでJALカード代表取締役社長が講演
- 株式会社JALカード代表取締役社長の西畑智博氏
11月7日、経営学部の山岡隆志教授が担当する専門ゼミナールにおいて、株式会社JALカード代表取締役社長の西畑智博氏をお招きし、特別講演が行われました。西畑氏は、日本航空株式会社(JAL)において、JALのWebサイトや携帯サイト、JAL ONLINE(ビジネスモデル特許取得)などをインターネット黎明期に立ち上げた改革者です。今回の講演は、西畑氏が大企業の中で数々の新規事業をゼロから立ち上げてきた経験を基に、厳しい組織環境の中でも世の中を変えるような大規模プロジェクトに挑戦し、実現してきた秘訣を学生に学んでほしいとの思いから開催されました。
~イノベーションの原点、個の力とリーダーシップ~
講演タイトルは「3つの輪とWILL を探す旅」始まる ~Tom’s Story~。西畑氏は自身の経験を通して、自分がやりたいこと(WILL)をみつけ、それを実現するまでのプロセスについて語りました。
冒頭で西畑氏は「変化と多様性の時代に求められるのは、個の力とリーダーシップです。まずは、自分がやりたいこと(WILL)を探すことが重要です。強い意志を持って挑戦し続けることで、自然とできること(CAN)が増えていきます。そして、リーダーとしては、たとえ人が敬遠する仕事であっても、自分に必要な役割と認識したら進んで実行すること(MUST)が大切です。そのような姿勢は周囲や組織に評価され、やりたいことに挑戦できる環境を得られるようになります。」と語り掛け、学生たちが大きくうなずく様子が見られました。
今やJALカード代表取締役の西畑氏ですが、自身の個の力を高めるため、異なる業界の方との交流、様々な分野の書籍を読むこと、英語でのコミュニケーション能力の向上など現在もさまざまなことに積極的に挑戦しています。?やりたいことは自然に見つかるものではなく、準備を怠らなければこそ思いつけるのです」と述べ、学生たちにやりたい仕事を見つけるための考え方を伝授しました。さらに、「一歩踏み出す勇気」「人と比べないこと」「やらされる勉強ではなく、自ら取り組む勉強の重要性」といったWILLを探すための心得についてもアドバイスをいただきました。
ケーススタディ:「SAKURAプロジェクト」
- 旅客基幹システム刷新プロジェクトがIT Japan Award 2018にてグランプリを受賞 (2018/7/11PRTIMES掲載:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000030684.html)
講演では、50年ぶりに旅客基幹システムを刷新するという「SAKURAプロジェクト」のケーススタディも紹介されました。このプロジェクトでは、高いリスクを伴いながらも、どのようにしてチームをまとめ、一つの志を持って前進していったのかについて語られました。特に、誰もが尻込みするようなプロジェクトであっても、リーダーが果たすべき役割と責任、そして組織全体を一つにすることの重要性が説かれました。西畑氏の言葉には説得力があり、マーケティングを学ぶ学生にとって非常に貴重な学びの時間となりました。
プロフィール
西畑 智博(にしはた ともひろ)
1984年東京大学工学部卒業、日本航空株式会社(JAL)入社。以来「ビジネスとITの融合」がテーマ。1995年より国内営業部、商品開発部eビジネス推進チーム?マネージャーとして、JALのWebサイト?携帯サイト、JAL ONLINE(ビジネスモデル特許取得)やインターネット放送局JAL TV等をインターネット黎明期にゼロベースから立ち上げ、推進。2014年より執行役員として、旅客基幹システムを50年ぶりに刷新するSAKURAプロジェクトを担当し、2017 年にサービスイン。2018年よりイノベーション推進本部長、2019年常務執行役員 デジタルイノベーション本部長として 「JAL Innovation Lab」や「JAL Innovation Fund(CVC)」を構築し、JALのDXとドローン?空飛ぶクルマ等の新規事業創造を推進。 2018年 IT Japan Awardグランプリ受賞、2019年 IT協会?IT最優秀賞受賞、2021年 DX銘柄2021に選定。2022年6月より現職に就任、CEOとしてデータ?ビジネス?カンパニーへの成長を目指してデータ?ドリブン経営に挑戦中。2024年JALカードはDX認定事業者として認定。