トップページ/足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐 都市情報学部の講義「観光の資源」で「ウェルネスツーリズム」を学ぶ

公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」の木野有恒?観光部長が解説

ウェルネスツーリズムについて学ぶ講義 ウェルネスツーリズムについて学ぶ講義

都市情報学部の森龍太准教授が担当する3年次前期開講科目「観光の資源」の5月12日の講義で、公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」の観光部長を務める木野有恒さんがゲスト講師として登壇し、「名古屋発? 都市型ウェルネスツーリズム『ウェルネスタイルなごや』の取り組み」と題して、受講する学生約60人にウェルネスツーリズムの定義や名古屋での取り組みの現状、今後の展開の方向性などを解説しました。

ホテルや温浴施設などを活用した「ウェルネスタイルなごや」の取り組みを紹介

  • 講義する木野さん 講義する木野さん
  • 講義の様子 講義の様子

木野さんは初めに日本の観光を取り巻く状況について、コロナ禍の収束や円安の進行で訪日旅行が回復し、2024年の訪日外国人旅行者は3,687万人と過去最高を記録したことを説明。さらに「スマホやSNSによる情報取得の変化などにより個人旅行が増加し、消費行動が『モノ』から『コト(体験?体感)』に移り、エコツーリズムなどの滞在交流型観光や地方への訪問が増えるなど、インバウンドの旅行形態が多様化している」と指摘しました。

続いて木野さんは「ウェルネスツーリズム」の定義について、旅行や滞在を通じてヨガや温泉、サウナ、アート、禅、アドベンチャーなどのアクティビティを体験することで「ウェルビーイング(よりよい状態)へと導く総称で、地域の資源に触れて新しい発見と自己開発ができる旅、リフレッシュして明日への活力を得る旅を指す。コロナ禍をきっかけにリアルな交流?体験へのニーズが高まり、ここ数年、関心が高まっている」と解説しました。

名古屋観光コンベンションビューローでも「ウェルネスタイルなごや」と銘打って3年前から名古屋ならではの特色ある資源を生かして「都市型ウェルネスツーリズム」に取り組んでおり、木野さんはその内容を説明。ホテルやスーパー銭湯などの温浴施設、博物館や公園などの観光スポット、カフェや物販などの飲食サービスなど、「フレンズ」と呼ぶ248に上る事業者と連携して展開するホテルの宿泊プランやエステプラン、プラネタリウムや寺院でのヨガ体験などを例示しました。

グループワークでは若者らしい感性で「名古屋で楽しむ『やすらぎ』『いやし』」を提案

「ウェルネスタイルなごや」の今後の取り組みとして木野さんは、マラソンやプロスポーツ、コンサートなどの来場者への周知や名古屋の強みであるビジネス客へのPRを挙げたほか、これまでの3年間の実績をベースに「それぞれの企画内容を進化?深化させ、情報発信に力を入れて取り組みの露出を拡大させるとともに、単体のコンテンツを組み合わせて半日や1日楽しめるパッケージも検討していきたい」と強調しました。

続くグループワークでは、木野さんの「名古屋の魅力をいかに作るか、若い人の視点を参考にしたい」との要望で、学生たちは「名古屋で感じる、出会う、楽しむ『やすらぎ』『いやし』『しあわせ』のためのコンテンツ」について検討。ホテルを会場にうなぎをさばくことから始めるひつまぶし作り体験や、高級ホテルのくつろぎを体験する学生限定の「ホカンス」(ホテルとバカンスを合わせた造語)プランなどが提案されました。

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