COLUMN
ワタシとコトバ

文化人類学のフィールドワーク(現地調査)では、コトバは重要な道具で、インタビュー、何気ない雑談、またゴシップなど、様々なレベルの情報を提供してくれます。しかし、コトバだけでなく、カラダ(動きや感覚など)やモノ(物質文化)も、同じく、あるいはそれ以上に重要な情報です。コトバはカラダやモノと並ぶ世界とつながる接点です。
ワタシとセカイ

1999年、初めてのフィールドワークが東北タイのノンコイ村でした。およそ20年もの付き合いで、病気で亡くなった親友もいれば、中学生だった子が立派なお母さんになっていたりもします。それでも、いまも村に行くと「日本の息子が来た」とみんな温かく迎えてくれます。いまとなっては僕のもうひとつの故郷です。