名城大学外国語学部は、このたびドイツのレーゲンスブルク大学のエドガー?シュナイダー教授を招き、世界の英語に関する洞察に満ちた講演会を開催しました。World Englishes（諸英語）の第一人者として知られるシュナイダー教授の訪問は、学生たちにとって英語という言語への新たな理解を深める機会となりました。

教授は、従来のENL（English as a Native Language）、ESL（English as a Second Language）、EFL（English as a Foreign Language）といったカテゴリーが、現代の多様化したグローバル社会においては不十分であると指摘。その上で、地域的、社会的、個人的なレベルでの英語の多様性と、それに伴う変化の背景について綿密に論じられました。

この講演は、「英語の拡がりと多様性」（池沙弥 准教授担当）という関連授業の内容を補完するもので、学生たちは既存の授業で学んだ知識と照らし合わせながら、英語という言語の存在に対する理解と興味を一層深めました。「授業資料に載っている専門家が目の前で語りかけてくれている」という体験は、多くの学生にとって新鮮で刺激的なものでした。

この講演会は、学生たちにとって英語学習の新たな地平を開くもので、グローバル社会における英語の役割や重要性を再認識するきっかけとなりました。名城大学では、このような国際的な視点を持つ講演会などを行い、学生たちの教育経験を豊かにしていきます。