大学概要【2018年度実施分】地域フィールドワークからグローバル社会を考えるプログラム

外国語学部

地域フィールドワークからグローバル社会を考えるプログラム
実施責任者:津村 文彦

本プログラムは学生の自律的なグループ学習、特に愛知県内を中心とした4つのフィールドワークを通して、地域に根差した視点からグローバル化について実践的に学習することを支援するためのプログラムである。「基礎演習III」、「基礎演習IV」、「ゼミナールI」、「国際フィールドワーク(非英語圏)」の4つの授業と関連しながら、大学の学びを地域社会の知と連関することを体験的に感得し、その学びを継続させることを目指す。

ACTIVITY

リトルワールドでのフィールドワーク実習

2018/06/14

 2018年6月10日に、「ゼミナールI」の学生12名が野外民族博物館リトルワールド(犬山市)でのフィールドワーク実習に参加した。各グループ3名ずつ、4つのグループに分かれて、複数の課題に取り組んだ。グループ課題として「設定したテーマ(屋根、壁、人形etc.)についての地域間比較」をテーマに情報を収集し、6月13日の授業でクイズ形式のプレゼンテーションを行った。また個人課題としては「ある地域の物質文化(住居、衣服、食など)から分かる、その地域の特徴」について情報を収集し、6月27日までにレポートを作成する予定である。これらの課題に加えて、当日撮影した写真について、Instagramを利用して共有し、ある文化の特徴がもっとも捉えられている写真のコンテストを行った。

アイヌの家屋を見学する学生

クワキウトルのトーテムポールを見学する学生

リトルワールド入口

フィールドワークのプレゼンテーション

知立市役所福祉課から知立団地の話を聞く

2018/09/28

 2018年9月28日に、「基礎演習Ⅱ」の学生17名が、知立市役所福祉課より佐藤浩二氏をお招きして、知立市、昭和地区、および知立団地の歴史と現況をめぐる情報を伺った。今回の取り組みは、10月7日に知立市?知立団地で実施予定のフィールドワークの準備として位置付けられるもので、外国人居住率が6割を超え多文化共住をめぐる様々な経験と問題を抱える知立団地と昭和地区について、学生の質問に答えるかたちでQ&A形式のディスカッションも活発に行った。10月7日のフィールドワークでは、「知立団地をPRするための動画作り」を課題として、地域のイベントに参加しながら、情報を収集する予定である。

知立団地にてフィールドワーク

2018/10/09

 2018年10月07日に、「基礎演習Ⅱ」の学生16名が、知立団地にてフィールドワークを実施した。知立団地は、日系ブラジル人を中心とした外国人が6割居住し、残りの4割は日本人高齢者という珍しい社会環境にあり、多文化共住を考えるうえで重要な示唆を与えてくれる。
 午前10時に知立市昭和地区の知立団地に到着し、団地とその周辺を調査するとともに、動画の撮影を行った。正午ごろに、団地周辺のブラジル料理店で食事をするとともに、店主や店員から情報を聞き取る。午後には、理工学部建築学科の谷田先生の研究室が企画されている「みんなのリビング」プロジェクトのイベントに参加し、外国人住民と日本人住民がともに活動している様子を参与観察する。また知立市役所福祉課?佐藤氏、UR都市機構の岡崎氏らからも話を聞く。
学生は、「知立団地を紹介するための動画作り」を課題として、住民の方々へのインタビューを行いながら、動画撮影を行った。今後は動画を制作し、成果報告を行う予定である。

知立団地のなかを歩く学生1

知立団地のなかを歩く学生2

イベントでのバンド演奏

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