大学概要【2018年度実施分】総合型地域スポーツクラブの創生

外国語学部

総合型地域スポーツクラブの創生
実施責任者:冨岡 徹

欧米諸国において、大学は地域の住民がスポーツを楽しむ場としても機能している国が非常に多くあります。そのような場所にドーム前キャンパスがなるよう、学生と教職員、地域の皆さんと気軽にスポーツを親しむ場を創生しようと考えています。まずは、学生のグループ作りから始めますが、今年度内に小学生の皆さんに向け「ボールゲーム」の体験会を計画しています。

ACTIVITY

車椅子バスケットボール体験会の開催

2018/07/05

 2020年の東京オリンピック?パラリンピックに向けて、名古屋市がカナダ車椅子バスケットボールチームのホストタウンとして認定されました。このための調印式が名城大学ナゴヤドーム前キャンパスにおいて執り行われ、それに伴い本学学生とカナダ車椅子バスケットボールチームとの交流が企画されました。その前段階として、車椅子バスケットボールとはどういう競技であるかということを実体験する体験講習会を5月23日の17時より開催しました。

 体験講習会には、ドーム前キャンパスに所属する学生を中心に約70名が参加しました。名古屋市観光文化交流局との連携により、講師には県内で選手として活動されている東海北陸車いすバスケットボール連盟会長の前川信親様、日進医療器株式会社の神谷泰範様にお越し頂きました。名古屋市障害者スポーツセンターより競技用車椅子を10台お借りすることができ、日常車椅子自体に乗ったことのない参加者全員が、車椅子を操作し、シュートするという体験をすることができました。

 学生は、車椅子バスケットボールという競技について実際に体験する中でこの競技について学ぶことができました。また、協議会を盛り立てるホストタウン制度についても知り、オリンピック?パラリンピックは決して選手だけのものではないことも学びました。さらには、脊椎損傷者の方から日常生活について紹介され、下肢が動かないということは、汗もかかないということなどそのバリアフリーの重要性についても学ぶことができたようです。

周知期間の短い中他大学からも学生も含め合計70名ほどの学生の皆さんが参加して下さいました。

日常車椅子自体に乗ったことのない参加学生は、最初はまっすぐ進むこともできませんでしたが、方向転換のコツをつかめるようになっていきました。

車椅子に乗った不安定な中、通常のバスケットボールと同じ高さのゴールに入れることは、とても大変なことを実感しています。

最初に説明頂いたルールをもとに学生同士でゲームをしました。思うように車椅子が操作できず、じれったさも見て取れました。

テーピング講習会の開催

2019/01/18

 2018年9月20日(木)17時よりテーピング講習会を開催しました。スポーツ活動を行うにあたって、救急処置の方法を知ることは重要です。また、スポーツ障害を受けたのち後遺症として関節の不安定性を抱えたまま人生を過ごす場合も多くありません。そんな時有効なのが「テーピング」ですが、自己流で行っているのが実情です。そこで、実際にテーピングを参加者同士で巻き合う機会が企画されました。講師はトレーナー経験のある本事業の取り組み責任者です。
 この企画により、参加者同士のコミュニケーションが図られ、将来的に多種目型のスポーツクラブ創生に向けての土台作りが意図されておりました。しかしながら、実際には夏季休暇を挟んだこともあってか参加者は1名でした。しかしながら、参加者は教職課程におり、将来部活動を担当する夢のある学生で、目的にかなったものとなりました。

まずはアンダーランプをまきます

本来の関節角度を維持し、必要な方向にしわにならないように巻いていきます。

車椅子バスケットボール体験会の開催と国際親善試合への協力

2019/01/18

 名古屋市がカナダ車椅子バスケットボールチームと日本代表チームとの国際親善試合を開催するに伴い、市より協力要請を受けて市民?学生向け体験講習会を1月12日14時より開催しました。
 体験講習会には、名古屋市観光文化交流局との連携により、講師には県内で選手として活動されているワールドバスケットボールの神谷泰範様、竹内厚志様にお越し頂きました。前回同様名古屋市障害者スポーツセンターより競技用車椅子を10台お借りすることができ、参加者(約40名)が車椅子を操作し、その難しさとドリブルのやり方と難しさを実感して頂きました。
 ゼミ生、ドーム前キャンパスバスケットボール部の学生とが協力し合い、自らの体験と参加者の誘導役などに活躍しました。その後の名古屋市が主催する交流試合においては、購入した競技用得点版システムを用いテーブルオフィサーやモッパーを担うほか、誘導係、会場設営等にも協力し、競技運営に協力しました。

教員による講師の紹介

参加者には地域の小学生も多数見られ、不安定な車椅子上でボールを突く難しさを体験しています

バスケットボール部員は、車椅子上からボールを拾う難しさに困惑しています。

国際親善試合を前にテーブルオフィサー(得点係)としての任務の用意をしています。

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