大学概要【2016年度実施分】専門ゼミをベースとし、体験型プログラムを通して課題解決能力を育成する取り組み
経済学部
経済学部では,これまでも多くのゼミナールにおいて,学生が現地調査やヒアリングで企業や地域の抱える課題を把握し,先行研究?事例?理論を参照しつつ,課題解決の提言を行う体験型プログラムを実施してきました。本事業は,このような体験型プログラムの質的向上を図るため,①公募制による予算配分(優秀なプログラムを提示したゼミに優先的に予算を配分)と,②成果物の外部審査(報告書が社会に通用する政策提言かどうかという視点から,学外のシンクタンクの校閲?審査を受ける)を導入しました。
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ACTIVITY
活動報告1 (5/30更新)
2016/05/30
専門ゼミの調査?研究活動のレベル向上および社会で通用する報告書執筆のため、平成28年7月13日、該当ゼミの学生全員が学外の調査研究の専門家による講義を受講しました。
講師には、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)政策研究事業本部名古屋研究開発部主任研究員筒井康史氏をお迎えし、報告書の構成、授業レポートとの違い、読んでもらうための工夫等にくわえ、実り多いヒアリング調査に向けての準備の進め方や心得などをお教えいただきました。
各ゼミでは、夏休み以降企業ヒアリング等を予定していますが、当日の講義内容は有効に活用されるものと思います。
「変わりゆく国際技術協力のかたち、そして今後求められるかたち」(10/6更新)
2016/10/06
2016年度、谷村光浩ゼミナールでは、「変わりゆく国際技術協力のかたち、そして今後求められるかたち」について考察を進めています。
これまでの文献研究をもとに、10月1日(土)には、東京?晴海にて開催されました「グローバルフェスタJAPAN 2016」(グローバルフェスタJAPAN 2016実行委員会主催/外務省、JICA、JANIC 共催)にて、国際協力に尽力されている国際機関、援助関連政府機関?独立行政法人、市民社会組織、企業の専門家?スタッフの方々に、現場にて苦心されていることなどを拝聴させていただきました。
「国際協力の最前線」での取り組みを、様々な観点からご教示くださいましたみなさまには、重ねがさね厚く御礼申し上げます。
「台湾電子機器受託生産サービス(EMS)企業と日本の電子電機産業の比較分析」(10/7更新)
2016/10/07
本プロジェクトに採択された5ゼミのうち、佐土井ゼミナール(4年)では、9月8日(金)「台湾電子機器受託生産サービス(EMS)企業と日本の電子電機産業の比較分析」のテーマのもと、台湾EMS企業であるUniversal Microelectronics Co., Ltd. (UMEC)の台中本社?工場を訪問しました。王工場長、楊営業部長にご対応いただき、台中工場の生産工程、部品管理、試作、開発部門を見学?詳細説明を受け、その後EMSとしての日本メーカーとのつながり、中国工場と台湾工場での生産部品?業務の棲み分け、台湾での技術形成の考え方に関して質疑応答を通して詳しく話を聞く機会を得ました。
「台湾電子機器受託生産サービス(EMS)企業と日本の電子電機産業の比較分析」(10/12更新)
2016/10/12
本プロジェクトに採択された5ゼミのうち、佐土井ゼミナール(3年)では、「台湾電子機器受託生産サービス(EMS)企業と日本の電子電機産業の比較分析」のテーマのもと台湾の名城大学学術協定校3校を訪問し、各校において台湾学生との研究交流会を開催し、数か月かけて準備したプレゼンテーションを英語で実施し、台湾学生との意見交流を行った。
下記の3校の大学では、それぞれ、台湾と日本の電機電子産業に関するプレゼンテーションを行い、台湾の学生の意見を聞き、双方の考え方を確認した。ディスカッションの後は台湾の学生と約5~6名のグループを作り、キャンパスツアー、大学周辺案内、夜市、食事等、グループ交流の時間を有意義に過ごした。
9月9日(金)国立台中科技大学 12:30~18:30 日本研究科の学生約30名
9月12日(月) 台湾真理大学 13:30~19:30 国際貿易学科学生約50名
9月13日(火) 銘伝大学 11:00~19:00 国際ビジネス学科学生 約30名
報告プレゼンテーションテーマ
(1) Foxconn and EMS companies: Future challenges and comparison of EMS companies
(2) Japanese Electronics Manufactures: The SWOT analysis of Panasonic, Sony and Sharp
「タイの水ビジネス~日本の商社の参入~」(10/21更新)
2016/10/21
本プロジェクトに採択された5ゼミのうち、佐土井ゼミナール(4年)では、「タイの水ビジネス~日本の商社の参入~」のテーマのもと7人のゼミ生が10月15日から19日までタイ?バンコクを訪問し、現地調査を行った。
10月17日(月)にタイのタマサート大学経済学部を訪問し、経済学部の学生10名と研究会を開催した。この研究会の目的は、今回の研究テーマと概要を説明し、タイの学生達との討議を通じて、タイの水ビジネスの現状を知るためである。
13:30~15:00まで名城大学側が以下の2つのプレゼンテーションを英語で行い、質疑応答を行った。
プレゼンテーションテーマ
① The Water: comparative study of Thailand and Japan
(日本とタイの水事業の比較分析)
② The Image of Thailand among Young Japanese
(日本の若者のタイに対するイメージ:アンケート調査)
①の水事業のタイと日本の比較については、プロジェクト開始時より文献等で調べていた内容をまとめ、今回の調査の背景としてのプレゼンテーションとしてタイ人の意見を求めた。
②のプレゼンテーションは、今回タマサート大学訪問のために、タマサートの経済学部学生にどのようなプレゼンテーションをすれば学生が集まってくれるのかを考え、テーマを決め、名城大学の学生に対してタイに対する意識調査アンケートを9月に実施し、195サンプルを回収した。この結果を集計し、日本人のタイの認知度、関心度等を詳細にまとめ、タイ人学生に紹介し、活発な意見交換を行った。
その後、15:00-16:30 キャンパスツアーや懇談をし、有意義な交流の時間を持った。
「タイの水ビジネス~日本の商社の参入~」(10/24更新)
2016/10/24
本プロジェクトに採択された5ゼミのうち、佐土井ゼミナール(4年)では、「タイの水ビジネス~日本の商社の参入~」のテーマのもと、7人のゼミ生が10月18日(火)タイ?バンコクにあるMetropolitan Waterworks Authority (MWA) を調査訪問した。
MWAはバンコク首都圏に4か所の水処理施設を持ち、水の浄化、水質管理、配水、IT管理まで全般を統括している。今回はMWAの本社?水処理施設を訪問調査した。ます管理者より概要説明を受け、その後、施設見学、水質管理室の見学等、大変親切に案内していただいた。その後、学生の多くの質問に対して、丁寧に対応いただき、非常に有意義な調査となった。
県営名古屋空港の利用促進施策を検討(10/31更新)
2016/10/31
名古屋飛行場(通称県営名古屋空港、旧名古屋空港)は、中部国際空港の供用開始により旅客数が激減しました。しかしながら、県営名古屋空港は都心に近く、ビジネス機やリージョナル航空の拠点空港として活用が図られています。このようなことから、山本ゼミナールでは、本年度、愛知県振興部航空対策課のご協力のもと、県営名古屋空港のいっそうの利用促進施策を検討することとしました。
事前デスクトップ調査の後、平成28年8月1日、県営名古屋空港においてヒアリング調査を行いました。また、制限エリアを含む施設見学を実施しました。
続いて、平成28年8月から9月にかけて、県営名古屋空港同様、地域のセカンダリー空港に位置付けられる他空港の先進事例を調査しました。3班に分かれ、茨城県企画部空港対策課、神戸市みなと総局空港事業部、北九州市港湾空港局空港企画課にヒアリング調査に赴き、あわせて茨城空港、神戸空港、北九州空港を視察しました。
「シャープ亀山工場訪問調査」(11/14更新)
2016/11/14
11月9日(水)佐土井ゼミナール(3年)は、「台湾電子機器受託生産サービス(EMS)企業と日本の電子電機産業の比較分析」のためシャープ亀山工場を訪問調査した。シャープは台湾EMSの代表格である鴻海に今年買収され、変革を開始したところである。当日は、シャープ亀山工場の総務部、プロセス技術部の方々による丁寧な説明を受け、また、事前に依頼していた質問項目にもわかりやすくご回答いただき、液晶技術、生産工程、人事管理について、学ぶことができた。
「固定価格買取制度の成果と再生可能エネルギービジネスの行方」(11/22更新)
2016/11/22
本プロジェクトに採択された5ゼミのうち、李ゼミナールでは、10月26日(水)、新むつ小川原(株)代表取締役常務岩間芳仁氏を招いて講演会を行いました。講演のテーマは、「固定価格買取制度の成果と再生可能エネルギービジネスの行方」で、2012年から施行されている日本の再生可能エネルギー電力に対する固定価格買取制度のその間の成果と課題、太陽光など一部電力の買取に偏っていた状況を考えた最近の制度改正の動き、そして新むつ小川原(株)団地内で展開している再生可能エネルギービジネスの進行状況と今後の普及課題等について、詳しく話を聞く機会を得ました。また、1時間の講演のあと約30分間、学生達と活発な質疑応答の時間もありました。