大学概要【2019年度実施分】卒業生組織との連携セミナー?懇談会シリーズ「就職した今だからわかる業界の現状」

経済学部

卒業生組織との連携セミナー?懇談会シリーズ「就職した今だからわかる業界の現状」
実施責任者:佐土井 有里、李 秀澈

本取り組みの目的は、学生自身の将来の方向性と就職をじっくり考える機会を創ることである。そのために、同ゼミOBによる卒業生組織とのネットワークを作り、学生(ゼミ生)と社会人グループ(ゼミ卒業生)との強い連携組織を作り、2か月/1回程度のセミナー?懇談会を開催する。
内容としては、「就職をした今だからわかる業界の現状」「就職してから分かること?就職してから学んだこと」を主テーマに、ゼミ生2年~4年生に対してセミナー?懇談会形式で、卒業生たちの様々な業界の現状を学び、直接質問し、OBだから言える意見を直接聞く機会を創出することである。

ACTIVITY

活動報告1

2019/05/24

5月22日(水)10:50~14:40に名城大学天白キャンパスにおいて2019年度シリーズの第1弾「就職をした今だからわかる業界の現状」を実施しました。今回も多くの佐土井ゼミOBメンバーの協力により、2時間目に企業研修体験、3時間目にOBによる講座を実施しました。
 まず、企業研修体験では、株式会社ジェイテクト田中悠介氏と株式会社美山大野健太郎氏の2名をメインにサポーターとして伊勢久株式会社元田勝信氏、大湫病院水野陸弥氏から「部長課長ゲーム」を実施しました。この研修ゲームはメモのみで上司から部下に要件を伝え(口頭での連絡は不可)、結果を達成するというものです。実際の社会の構造やコミュニケーションの難しさに学生達は根をあげましたが、PDCAサイクルを回すことを意識するようになった結果、2回目の実施ではほとんどの学生が役割を達成することが可能になりました。初めての試みで学生達に「報連相の重要さ及びコミュニケーションの伝達方法」を実感してもらうことが目的でしたが、想像以上の効果になりました。
 3時間目には過去2年のOB講座で1番の評価を受けていた株式会社美山大野健太郎氏と特別ゲストとして株式会社ジェイテクト田中悠介氏のご依頼を受けYoutuberであり芸能の面でも活躍されている最終兵器俺達のこーすけ氏にご登壇を頂き、大野氏からは武器を二つもつことの重要性を始めとした入社前と入社後のGAPを説明いただき、自分のやりたいことを見つける重要性を教えていただき、こーすけ氏からはYoutuberで生活していくことの大変さと動画撮影から編集する作業含めての工夫の必要性を率直にお話いただき、現実の厳しさを伝えていただきました。
 今回の活動は徐々に浸透をしていき、一般企業関係者の聴講依頼も受け、今回は株式会社テクノアスカ久野栄治氏やSixGrab合同会社の堀尾幸平氏以外にもプロダーツプレイヤーの牧野克也氏にも聴講いただくことになりました。今回のメンバーは注目されている人物も多く、通常の質問時間としては10分ほどで終わるのですが他学部含めて積極的に質問が飛び、30分ほどかかりました。
 学生達からすると普段ネット環境で見ている人物に会えることができ大興奮でした。次回以降も学生達に有意義な活動を進めて参ります。講演会後には聴講した学生達とOBメンバー、講師たちを囲んでの懇親会の機会も持て、じっくりと本音で将来について語り合う貴重な時間が持てました。

活動報告2

2019/07/17

7月10日(水)に名城大学天白キャンパスにおいて2019年度卒業生組織との連携セミナー?懇談会シリーズ「就職をした今だからわかる業界の現状」シリーズの第2弾として2時間目に研修体験、3時間目にOB講座を行いました。
2限では株式会社ジェイテクト田中悠介氏へ向けてを学生達が発表し、アドバイスを受けました。
当月末に向けて予定している海外の学生に向けての英語プレゼンであり学生たちにとって厳しい状況ですが田中氏からはビジネスレベルでの細かい指導を受け、学生たちの意識向上につながることができました。
3時間目にはパナソニックコンシューマーマーケティング株式会社の小林誉幸氏と名城大学職員である高井氏からOB講座で発表していただきました。
登壇頂き、小林氏からは販売までの仕組み働くことの厳しさの現実と世代別の仕事の考え方について話していただき人事部の反応だけで就職を選ばないようにすることや真剣に就職活動に取り組むことをアドバイスいただき、高井氏からは名城大学の立ち位置や就職の選択肢について丁寧に説明いただき、生涯学びを楽しむことをわかりやすく説明いただきました。
小林氏と高井氏には学生の仕組みをもっと活用して欲しいと口を揃えており、その言葉は学生たちの胸に突き刺さったと思います。
今回の活動は佐土井ゼミの4年生や大学院生の参加もあり聴講いただくことになりました。
プレゼン指導においては今までのOBの発表やプレゼン指導があった為か学生たちの作成したスライドについてもハイレベルになっていました。
また、一部の学生からは当日以外にも指導も要望もありOBとのネットワークが拡大できた良い一例になりました。
次回以降に向けてより有意義になるように活動を進めて参ります。

活動報告3

2019/08/26

MS-26学びのコミュニティ 経済学部 卒業生組織との連携セミナー?懇談会シリーズ「就職した今だからわかる業界の現状」の活動事例集を作成しました。
 本事例集は、経済学部OB組織の学内外での活動実施事例をまとめ、企業や地方自治体との連携をさらに広げることを目的に、活動説明用に作成したものです。本事例集は全31ページ、合計26活動事例を載せ、活動成果を効果金額からも算出して紹介しています。現在、主要OBメンバー10名を中心として、賛同者所属企業数は18社、約30名に増加しています。
 今後はさらに活動の枠を広げるよう、卒業生ネットワーク等を活用し、活動を強化し、幅広く知らせていきます。

活動報告4

2019/11/14

10月23日(水)に名城大学天白キャンパスにおいて2019年度「就職をした今だからわかる業界の現状」シリーズの第4弾として2限に研修体験、3限にOB講座を行いました。2限では12月に実施するレポートフェスティバルに向けてのプレゼン内容の相談と実際の原稿を大湫病院 水野陸弥氏、プロダーツプレイヤーでもある牧野克也氏、株式会社ジェイテクト 田中悠介氏に向けて説明しアドバイスをもらいました。
 学生たちは既に海外で何度か発表経験を積んでいるためか発表する内容や話し方のストーリーが明確になっており堂々としていましたが、社会人レベルのアドバイスは生徒達に刺激を与えることができ、早目に相談したことで12月のレポートフェスティバルはよりブラッシュアップされた内容になると期待します。
 3限には大湫病院 水野陸弥氏、牧野克也氏からOB講座で発表していただきました。水野氏は2回目の登壇でしたが就職氷河期であった現状と当時の自分の行動を丁寧に説明して頂き、リアルな状況の説明は学生達にとって危機感を抱かせ更にどのようにして前に進んだのかというのは学生達に一つの道しるべになったと思います。また牧野克也氏は前述の通り、プロダーツプレイヤーであるため、ダーツプレイヤーになるための努力とダーツだけでは生活できないことと、その為に企画などを考えていきながらアイデアで勝負や収入を得ていくことの重要さを説明して頂きました。自分で考える新規アイデアの重要さは先回のこーすけ氏も同様に話されており学生達により肌に感じた講演だったと思います。
 今回の活動はOB講座に興味を持っていただいた株式会社ユニバーサルトラベルビューローの柄澤一樹氏や伊勢久株式会社の元田勝信氏にも聴講していただき、学外にとっても貴重なお話であり、また学生たちにもよい勉強になった講演でした。今回までの活動を踏まえ、12月には皆様の協力を得て新しい企画を行っていきます。

活動報告5

2019/12/20

2019年12月18日(水)に名城大学天白キャンパスにおいて2019年度「就職をした今だからわかる業界の現状」シリーズの最終弾として、2時間目と3時間目にOB講座を行いました。
 3年生16名、2年生10名を対象に1対1でOBと学生がフリートークをする「I-PJ」という特殊な形式で実施しました。
 今回は13名(企業数12社)の社会人から就職活動に対してのアドバイスと就職の現状についてお話していただきました。
 OB側とフォロー側に分かれ、OB側は1対1で、フォロー側は1対4~6名で、発案者の住友電装株式会社の岩本拓也氏をはじめ、OB側である一宮市役所の鍋野洸哉氏、伊勢久株式会社の元田勝信氏、大湫病院の水野陸弥氏、株式会社三弘の前田尚紀氏、伊藤桃花氏、プルデンシャル生命株式会社の瀬口絢子氏、株式会社ADMイデアルの田中淳介氏、株式会社スポーツフィールドの松崎大地氏にご参加いただき、フォロー側では株式会社美山の大野健太郎氏、株式会社プロジェクトセレネの男城月菜氏、プランニングオフィスAFFESTの柄澤一樹氏、株式会社ジェイテクトの田中悠介氏にご参加いただきました。
 今回の活動には株式会社三弘の坂野正信氏や株式会社ADMイデアルの田中祥恵氏の全面的な協力がありました。また、名古屋市商工会からは学生への資料提供、キャリアセンターからは全学生宛にメール配信、ポスターの掲示を行っていただき、とても有意義な活動になりました。
 1対1の学生には10分ごとで交代、1対大勢では20分ごとで交代するようにしていましたが、学生達からの質問が活発にあり、予定より長い活動になりました。
 学生達からは「時間が足りなすぎる。もっと時間が欲しい」、「参考になった。もっと継続して欲しい」という声が多数上がりました。
 また、企業参加者側の皆さんから、「学生達が自分達の意見を持ってとてもしっかりしている。自分達の時と比較しても優秀に感じる」と感想をいただき、この1年間実りのある活動ができました。来年度にも、この経験を生かし、このOBの集まりや縦のつながりを大事にし、さらなる飛躍を続けられる様に実施します。

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