大学概要【2020年度実施分】設計?施工から携わる実践的な木造建築に関する学び

理工学部

設計?施工から携わる実践的な木造建築に関する学び
実施責任者:高井 宏之

本プログラムは、木造建築の企画?設計から施工までを学生が主体となって行う、日常の授業では得られない学びの場を形成する取り組みである。その中心は、毎夏に岐阜県中津川市加子母で開催されるインターユニバーシティ?サマースクール「加子母木匠塾」であるが、本年度は例年通りの現地での開催が見送られたため、学内での木工技術の習得、豊田市旭地区でのツリーハウス制作等の取組を通じて、設計や積算、木工技能の修得?訓練、施工の能力を高める活動を、学生が主体的に行っていく予定である。

関連リンク

ACTIVITY

技能講習

2021/01/05

技能講習は、8月の加子母木匠塾本工期に向けて、木材加工技術の習得?向上を目的に月に一度行うものですが、本年度は新型コロナ感染症拡大の影響で、前期は活動が出来ず、また8月の本工期も中止となったため実施できていませんでしたが、後期に活動を再開し、10月と11月に開催しました。
講習では、4、5人のチームに分かれ「短ほぞ差し」と「腰掛け蟻継」の加工練習を行いました。上級生が新入生に向けて道具の使い方?扱い方から丁寧に説明し、チームで協力して制作することが出来ました。
今年は木工技能の学びの機会が少なかったのですが、少しずつ活動を再開し、来年も月1回程度で木造建築に関する実践的な技術を学ぶ場を設けていきたいと考えています。

参加者の集合写真

加工実習風景

渡合コンペ

2021/01/05

会議時の様子

今年度は、加子母木匠塾本工期が中止となりました。その代わりに、渡合における再整備案を加子母の方々へ提案するコンペティションを行っています。
「一息つくことのできる“心休まる空間”を学生の視点から考えてほしい」という地域の方のご要望をもとに、マスタープラン実現の一歩目として橋の再整備を提案することになりました。新型コロナ感染症拡大の影響によってオンラインの話し合いが多く苦戦しましたが、少人数での作業や視察を行いました。

渡合コンペ講評会

2021/01/05

10月23日に地元の方へ発表する地域内講評会をオンラインで行いました。その後、地域の方から講評を受けて、より実現可能性を追求するためのブラッシュアップをし、11月15日に二度目の講評会を実施しました。実践的な加工技術面での向上を図る機会を作ることができない時期だからこそ、毎年お世話になっている地域の方へ還元する機会となるので、木匠塾生一丸となって真剣に取り組みました。

地域の方々の参加の様子

再整備案の模型写真

再整備案のシート

2021/01/05

渡合コンペで提案した再整備案です。
「深山の縁側 -渡合の未来を架ける-」
渡合地域を活性化させ、不特定多数の人を呼び寄せる狙いはあるが、渡合の施設を行き来しづらいことや、自然を楽しむための橋や遊歩道などのインフラの整備が行われていないという事実から、私たちはまずそのインフラの整備面を解決するべきだと考えました。
その中で橋というインフラに目を向け、橋から始まる再整備案を提案しました。

プレゼンシート1

プレゼンシート2

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ