大学概要【2020年度実施分】これからの地域福祉とデザインの役割を考える(学生主体による就労支援施設拡張工事と山林資源を活用した福祉施設の提案)
理工学部
生産施設等を対象とし、就労者の居場所としてコミュニティが醸成される場をデザインするプログラムである。本年度は、前年度の成果に基づき、実情に応じた家具等、内装の設えをデザインし、ものづくりワークショップの中で、学生たちによるDIYベースの制作を行う予定である。
福祉施設の提案では、昨年度からのデザイン提案に引き続き、今年度はより多くの人と一緒にデザインを考えるワークショップを実施する。地域に開いた新たな福祉施設のあり方を、施設のスタッフや周辺地域住民と検討する。
ACTIVITY
福祉の現場を知る
2021/01/05
名古屋市緑区にある就労継続支援施設B型に指定されている空間を対象とし、就労者の居場所としてコミュニティが醸成される場を考え、デザインするプログラムである。
最初に学生たちは、福祉の現場を知るために、運営者から直接レクチャーを受け、就労者が過ごす場として必要な事項を整理し、計画する際の与件を抽出することから始めた。
学生たちは、実際の運営者から生の声を聞くことで、机上では得られないリアルな就労環境を学ぶことができた。
福祉の現場を見る(その1)
2021/01/05
名古屋市緑区の就労継続支援施設を舞台に、就労者の居場所としてコミュニティが醸成される場づくりに向けて、デザインのヒントを探るプログラムである。
今回は、障害を持った方々が働く現場である「園芸施設」を訪問し、行動観察やヒアリング調査を行った。
特にソフト的観点として、①チーム別の働き方の効果、②園芸と就労継続支援事業との相性、③再就職という目標に向けて、の3点からリサーチを行った。
学生たちは、福祉の現場を実際に体感しながらワークを進めることで、机上では得られないリアルな就労環境、福祉環境を学ぶことができた。
福祉の現場を見る(その2)
2021/01/05
就労継続支援施設を舞台に、多様な就労者の居場所として、豊かなコミュニティの場の整備に向けて、デザインのヒントを探るプログラムである。
前回に続き、障害を持った方々が働く現場である施設を訪問し、行動観察やヒアリング調査を行った。
今回は、特にハード的観点として、①一人になれる場の確保、②気分転換が図れる場、③自然で落ち着いた環境、④認知能力を超えた場など、空間整備の際に求められる特別な配慮点を探った。
学生たちは、福祉の現場を実際に体感しながらワークを進めることで、机上では得られないリアルな就労環境、福祉環境を学ぶことができた。