大学概要【2019年度実施分】東区の文化振興と賑わいの創出に寄与するプロジェクト学習
人間学部
ドームキャンパスが所在する名古屋市東区は、かつて尾張徳川藩の武家屋敷が建ち並び、近代には財界人が邸宅を構えた地域であり、都心部では中絶した山車祭りも続いている。しかし当地の文化遺産の認知度は高いとは言えず、人口の空洞化?高齢化で街の賑わいも失われてきているという。本プロジェクトは東区役所や地域のNPO等と連携しつつ、学生の若い発想と行動力によって問題点を把握し、解決への取り組みを学生自身が実践することを目標とする。
ACTIVITY
東区の山車祭りのフィールドワークの打ち合せを行いました(4月25日)
2019/05/15
伊藤俊一教授が担当するフィールドワークの授業では、名古屋市東区で行われる山車祭り(「筒井町天王祭」と「出来町天王祭」)の調査を行います。4月25日には5つの山車の運営に当たる方々と東区の職員の方々にナゴヤドーム前キャンパスに来学していただき、参加学生、指導教員と社会調査実習室にて打ち合わせを行いました。
5つの山車と祭りの運営の特徴をお話しいただき、今後どのように調査を進めてゆくかについて意見交換した後、学生の間で調査のテーマについて討議し、班分けを行いました。
東区の山車祭りの準備過程を調査しました(5月19日~28日)
2019/06/14
伊藤俊一教授が担当するフィールドワークの授業では、名古屋市東区で行われる山車祭りに曳き出される5台の山車のうち3台について、班に分かれて調査することになりました。山車に梶棒を縄でくくりつける「棒締め」、連日夜間に行われるお囃子とからくりの稽古を見学し、伝統ある祭りに携わる人々の思いや、祭りが地域に果たしている役割などについて聞き取りをしました。
東区の山車祭りの本祭を調査しました(6月1日~2日)
2019/06/14
伊藤俊一教授が担当するフィールドワークの授業で、名古屋市東区で行われる山車祭り(筒井天王祭?出来町天王祭)の丸2日にわたる本祭を調査しました。各班とも揃いの装束を貸していただいて山車の曳行に付き添い、家々の前で何度も披露される人形からくり?お囃子?謡などから地域と祭りとの深い関わりを実感しました。2日目に5台の山車が徳川園に集合する「山車揃え」では、名古屋を象徴する祭りとしての関心の高まりがうかがえました。
「世界コスプレサミット」の調査に取り組みました(8月4日)
2019/10/03
櫻井龍彦准教授が担当するフィールドワークの授業で、8月4日に名古屋市東区の愛知芸術文化センターで開催された「世界コスプレサミット2019 in NAGOYA Championship The FINAL」の実地調査を行いました。このイベントは、世界各国の代表者の中から世界チャンピオンを決めるもので、今年は40カ国から代表が参加しました。
この授業では、5月に開催された「ホココス」(大津通の歩行者天国で開催されたコスプレイベント)についても調査を行いました。履修学生は、夏休み明けから、2度の実地調査の成果をもとに、報告書の作成に取り組んでいます。