大学概要【2022年度実施分】地域のまちづくり活動に取り組む研究室への活動費補助?地域の地震時減災活動支援に関する活動費補助

理工学部

地域のまちづくり活動に取り組む研究室への活動費補助?地域の地震時減災活動支援に関する活動費補助
実施責任者:武藤 厚

住宅の減災に関して、学生主体で下記の活動を実施する。
?地震時の室内の安全確保に関する各種の検討
(主に、家具転倒対策、熱器具の安全利用、日用品の飛散対策、等)
?家具転倒防止に関する新技術の開発支援
?直下型地震時の防災に関する啓発活動
なお、教員?名古屋市消防局?あいち防災リーダー会?自然災害リスク軽減研究センター(学内)?関連企業との連携で実施し、学生が他者との協働による気づきや刺激により成長することにも期待する。

ACTIVITY

住宅の減災に関する学生主体の技術開発と啓発活動(その1)
~地震時のキッチン?熱器具の安全対策検討~

2022/10/18

 本プロジェクトでは、学生主体で住宅の減災に関する活動を実施している。本年度は、「地震時のキッチン?熱器具の安全対策検討」について活動を開始している。
 本年度はガス機器メーカーと情報交換をしながら、機材自体ならびに調理器具の使用状態の再現を含めて、大地震時の防災に関する安全対策の向上について検討中である。なお、来年(2023年)は、熱器具利用時間帯に大地震の発生した関東大震災から100年であり、改めて啓発活動を実施の予定である。
 今回は、学生主体で実施した実験システムの設計と施工について完成状況を報告する。引き続き関連団体を含めた活動を予定している。

製作したキッチン再現の実験システム

主要な学生メンバー

住宅の減災に関する学生主体の技術開発と啓発活動(その2)
~地震時のキッチン?熱器具の挙動の再現実験~

2022/11/11

 前報(その1)では「地震時のキッチン?熱器具の安全対策検討」に関する活動の一貫で、大地震時の調理器具の使用状態の再現を含めた実験システムの開発について報告した。本報(その2)では、11月10日(木)に実施した、第一回の再現実験について報告する。実験は学生を主体に、名古屋市消防局?あいち防災リーダー会?協力メーカーを含めた4者で実施した。1995阪神淡路大震災等の3つの地震の再現により、地震時の状況の再現を実施し、現象の分析を実施した。
 今後、本実験の分析により具体的な安全対策の立案を実施する。なお、改めて来年(2023年)は、熱器具利用時間帯に大地震の発生した関東大震災から100年であり、啓発活動も実施の予定である。

再現実験の1例

実験システム

実験の様子1

実験の様子2

検討会の様子

住宅の減災に関する学生主体の技術開発と啓発活動(その3)
~学生教育への展開~

2022/12/16

 「地震時のキッチン?熱器具の安全対策検討」に関する活動の一貫で、(その1)では実験システムの開発、(その2)では再現実験について報告したが、その後継続して検討中である(活動は学生を主体に、名古屋市消防局?あいち防災リーダー会?協力メーカーを含めた4者で実施)。
 本報(その3)では、本年11月までの活動を建築学科の1、2年生対象の教育活動に展開を実施した内容について報告する。12月の関連講義の中で、既往の震災に関する概略を示した後、1995兵庫県南部地震を始めとする等の3つの地震波を用いて地震時の状況の再現を実施し、各自の考察を促した(対象学生約300名、8グループで実施)。
 改めて来年(2023年)は、熱器具利用時間帯に大地震の発生した関東大震災から100年であり、引き続き啓発活動も継続していく予定である。

スタッフ学生による実施の様子

教員による補足説明の様子

  • 情報工学部始動
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