大学概要【2023年度実施分】SDGsの課題に取り組む公務員に学ぶ
人間学部
人間学部の学際的なカリキュラムは公務員試験に適合的で、多くの卒業生が公務員として活躍しています。このプログラムでは、SDGsについて学びながら現代社会のさまざまな課題を抽出します。そして、そうした課題に取り組んでいる公務員の方の講話などを通して、現代社会で公務員が果たしている役割について学びます。以上のような活動を通して、公務員を目指す学生をより着実に支援します。
ACTIVITY
犬山市役所と愛知北エフエム放送での学生ワークを実施
2023/06/16
学生7名が、犬山市の犬山市役所?企画広報課とコミュニティFM放送局?愛知北エフエム放送を訪問しました。SDGsの理念でもある「誰ひとり取り残さない(leave no one behind)」ための情報伝達や共有?コミュニケーションの技法について学び、学生たちからも活発な討議と質問がありました。
愛知県犬山市のコミュニティFM局、愛知北エフエムさんにて活動しました
2023/09/21
2023年8月9日から9月23日にかけて、愛知県犬山市のFMラジオ局?愛知北エフエムさんと名城大学人間学部の学生で「コラボ」させていただきました(名城大学の足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐でも報じていただきました)。災害時や緊急時に重要な役割を果たすコミュニティFMの生放送番組でアシスタントを務めることで、公共の場で話す緊張感や、いかに地域住民(リスナー)との協働作業で番組が作られているのか、身をもって学ぶ機会になりました。
豊明消防署&有松のまちなみ見学
2023/12/18
10月13日には、SDGsの目標である「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」を実現する取り組みについて知るために、豊明消防署と有松のまちなみを見学しました。
豊明消防署は、自由に見学できる「劇場型消防署」として有名です。
https://www.bisan-fd.togo.aichi.jp/toyoake/自由に見学できる豊明消防署/
学生2名が訪問し、佐古消防士長さんから、お話をうかがいました。豊明消防署が属している尾三消防組合は、「尾張」と「三河」の境目に位置する豊明市、日進市、長久手市、東郷町、みよし市の5市町を管轄しています。当日は、署にずらりと並んだ、豊明72号車:支援車、豊明71号車:資機材搬送車、豊明31号車:はしご車、豊明11号小型動力ポンプ付水槽車、豊明41号車:救助工作車、豊明21号化学車、救急豊明1、2号車の機能と装備について、興味深い丁寧な説明を受けることができました。放水や救助の訓練の様子も拝見することができました。ボンベやホースといった装備は大変重いものでした。短時間にすばやく作業を行い、安全な消火?救助活動を行う消防の仕事の一端に触れることができました。救急車の装備を拝見し、なすべき対応をうかがって、少ない人数で当たる、ほとんど時間の余裕のない救命活動の緊急性や重大性を知りました。
午後は、有松を散策しました。古い家屋を多く残しているまちなみの保存や美しい絞り染めを堪能することができました。
日進市の教育行政の取り組みについてのお話をうかがいました
2023/12/18
10月16日、日進市教育委員会の桃原勇二学校教育課長さんにおいでいただき、SDGsの課題である「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」などに取り組むお話をうかがうことができました。教育関係法令に基づく様々な教育施策を実現することを通して、すべての子どもたちによりよい教育環境を提供するという教育行政の仕事の最前線が紹介されました。
このところ取り組んでこられた内容としては、不登校児童生徒への教育の場の提供?登校支援=校外?校内のハートフレンド事業、選択可能な中学校制服(ブレザーの追加)、児童生徒に配布されているタブレットPCを利用した学校教育における電子書籍利用や学級力向上などがありました。それらの施策において、方法や財源確保、社会的発信も含んで、アイデアを出し、工夫して実現する過程がとても興味深く、公務員が仕事を通してどのように社会に貢献していけるのかが具体的によくわかりました。
大学生のうちに多くの知識を蓄えることで、そのような仕事に活かしていける筋道についても示唆をいただきました。
SDGs講座を開催しました
2023/12/18
10月5日と19日の2回にわたって、株式会社ガイアコミュニティ代表取締役社長の風かおる様を講師としてお招きし、公務員を目指す人間学部生のためのSDGs講座を開催しました。初回の10月5日は、SDGsの理念、歴史的背景、現状など、SDGsの概要について学びました。2回目の10月19日は、初回に出された課題について参加者が簡単に報告をした上で、日本のさまざまな自治体などで、SDGsに関する取り組みがどのようにおこなわれているのかを、具体的な事例を含めて学びました。2回の講座を通して、SDGsに関する基礎的な知識を身につけると同時に、それをもとにして、将来の公務員としての仕事や社会貢献のあり方について考えることができました。
日進市のまちづくりに関する行政のお仕事についてうかがいました
2024/02/14
11月13日には、10月に続いて日進市の桃原学校教育課長さんにおいでいただき、公務?税金(おかね)に関するお話とユーザー参加(こども?障害者団体)の手法を中心に、どのように日進市のまちづくりが行われているのか、ということについてお話をいただきました。SDGsの課題である「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」などにかかわる施策が取り上げられました。
桃原課長さんは行政の担当者として、日進市立図書館、竹の山小学校?日進北中学校(小中併設校舎)の整備や旧市川家住宅の保存?活用にかかわってこられました。公共建築において、お金では買えない価値を実現するためにプロポーザル、コンペなどの方法があること、設計に対するユーザー参加が一般的になるように取り組んでいることが紹介されました。とくに保育所の改修工事を、園児向けの工事体験ワークショップや塗装色の参考とするためのぬり絵、工事見学会などの行事を実施して、工事に対する理解を深め、工事を市民のものとして展開する方法を考案?実施なさいました。障害のある人達との設計施工段階でのワークショップは、建築の基準(=最低限の整備)を超えて、ユーザーにとって使いやすい施設をつくることができるという、行政上のすぐれた手法となりました。
学生たちは、まちをつくる公務員の仕事について具体的なイメージを持って学ぶことができました。
おかざき世界子ども美術博物館と三州足助屋敷を見学しました
2024/03/28
11月21日には、学外の2つの施設を見学しました。SDGsの課題である「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」などについて学ぶことができました。
おかざき世界子ども美術博物館では、企画展「動きや音を楽しむ 樋口一成 木のおもちゃ展」を見ることができました。木でできたはしごや溝、棚(スパイラルタワー)を、車輪やボール、ブロックが伝っていくさまは、大人が見ても興味深く、コンコンという小気味よい音とともに、動きを楽しむことができる大型のおもちゃでした。そのほか、常設展「子どもたちのアール?ブリュット2023」や図書室の世界の絵本など、子どもも大人も見て楽しめる芸術に触れることができました。時間が足りなくて親子造形センターでの実習を体験することはできませんでしたが、大人も十分楽しめる芸術の世界を垣間見ることができました。
三州足助屋敷は、『あいち教育旅行&体験学習ガイドブック』p.24に、伝統の暮らし手仕事体験を学ぶ施設として、SDGs10項目を掲げて紹介されています。鍛冶屋、番傘づくり、和紙作り、樽づくりなど、昔の手仕事を再現しているところが間近に見られる施設です。日本の古い道具をつくる職人さんたちの仕事とともに、日常生活で使われるものをつくる一般の人たちの生活を感じることができました。
おかざき世界子ども美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/1200/1251/1242/p010841.html
木のおもちゃ展添付資料
https://www.city.okazaki.lg.jp/houdou/p038783_d/fil/20230809.pdf
三州足助屋敷
http://asukeyashiki.jp/
あいち教育旅行&体験学習ガイドブック
https://aichinavi.jp/educations/download/
敦賀市の「ちえなみき」(敦賀市知育?啓発施設)を見学しました
2024/03/28
2月19日には、敦賀市駅前にある「ちえなみき」を見学しました。学生14人が参加しました。SDGsの課題である「質の高い教育をみんなに」「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」などが目指されていると考えられます。新幹線が開通するに当たって行われた駅前再開発により誕生した、公設民営型の新しい書店です。丸善雄松堂と編集工学研究所によって運営される施設は、既存の本屋とは大きく異なります。テーマごとに樹状に分かれている本棚はインスタ映えするもので、新刊書も貴重な古書もならび、まさに知的に啓発される空間になっています。カフェや読書、学習、イベントスペースなどを備えた新しい図書館風の書店です。学生たちは多くの本を見て楽しみ、購入し、カフェでちょっと休憩し、興味深い本の世界を堪能しました。
敦賀市知育?啓発施設「ちえなみき」
https://chienamiki.jp/