大学概要【2023年度実施分】学びをつなぐプロジェクト~薬物治療マネジメントと過去、社会、そして未来をつなぐ~

薬学部

学びをつなぐプロジェクト~薬物治療マネジメントと過去、社会、そして未来をつなぐ~
実施責任者:大津 史子

薬物治療マネジメントは1-3年までの学びを、臨床現場の「症例」の上で再構築し、薬剤師として最良の薬物治療を提案することで、問題解決能力の醸成を目的としている科目である。この学びをさらに深く効果的なものにするために、入学時から蓄積した学習成果を、現在の学びと繋ぎ、近未来のAI?データサイエンスを活用する社会に繋ぐ仕組みを構築する。これにより、学習効果を深化させ、学習モチベーションの向上を促す。

ACTIVITY

過去と繋ぐ ~ペーパーペイシェントの学びを、現実の実習先で振り返る~

2023/12/19

これからの医療においてAIやビッグデータなどを利用することは不可欠になることから、その未来像を常に意識し、主体的な学びにつなぐ仕組みを構築している。
4年生に実施している薬物治療マネジメントでは、ペーパーペイシェントを題材として、その患者さんにとって最適最善の薬物治療を考えられるようになることを目的としている。5年では実際の臨床現場で学ぶわけであるが、ここで昨年学んだペーパーペイシェントによく似た症例を経験した時、以前の学びを振り返ることができれば、学びはより強固になる。これまでは、自分の経験したPBLを実習先から確認する事ができなかった。そこで、実習先からでも過去の経験を呼び出せる様にシステムの改善を行った。その結果、自分の経験した症例はすべて、学びの過程も全てを閲覧し、振り返る事ができる様になった。

薬物治療マネジメントと過去をつなぐ 過去の課題

薬物治療マネジメントと過去をつなぐ 過去の学修成果

未来と繋ぐ ~日常の学びにプラスアルファとしての未来の入り口~ チャットボットの実装

2023/12/19

薬物治療マネジメントチャットボット図

これからの医療においてAIやビッグデータなどを利用することは不可欠になることから、その未来像を常に意識し、主体的な学びにつなぐ仕組みを構築している。
薬物治療マネジメントで活用しているPBL支援システムの第1画面に簡単なAIを利用したチャットボットが利用できる様にした。チャットボットのQAは、学生自ら作成したものを利用し、学生自身が疑問に思うことが多い内容を選んで入力している。QAの数が200と制限されていることから、満足度が高くないが、蓄積されたQAを精査し、厳選したQAを確認できる様に改善している。

未来と繋ぐ ~日常の学びにプラスアルファとしての未来の入り口~ の実装

2023/12/25

薬物治療マネジメントと未来をつなぐプラットフォーム画面

これからの医療においてAIやビッグデータなどを利用することは不可欠になることから、その未来像を常に意識し、主体的な学びにつなぐ仕組みを構築している。
まずは、未来と学びを繋ぐ試みとして、薬物治療マネジメントで活用しているPBL支援システムのトップページをリニューアルした。
①薬学生に知って欲しいトピック
②医療におけるDXのトピック
③オープンエデュケーションJMOOCなどを利用した関連の学びの入り口
④お役立ちリンク集
を整備し、公開している。

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