大学概要【2023年度実施分】写真と映像を用いたフィールドワーク実践プログラム
外国語学部
本プログラムは、フィールドワークを通じて、実践的コミュニケーションを高め、地域の学びを深化させ、画像や動画のデータを効果的に活用する技術を修得するプログラムである。「基礎演習II~IV」、「ゼミナールI~IV」、「国際フィールドワークII(非英語圏)」などの授業に関連して実施したフィールドワークの過程を、テキスト情報だけでなく、写真やビデオで記録?編集し、視覚情報を通じて学修を発展させることを目指す。
ACTIVITY
野外民族博物館リトルワールドでの文化人類学フィールドワーク
2023/06/14
2023年6月11日に授業「ゼミナールⅠ」(担当:津村)の受講生12名が野外民族博物館リトルワールドにてフィールドワークを実施した。
リトルワールドでは、学生が4つのグループに分かれ、グループ課題「モノから読み解く世界の家屋」および個人課題「モノから読み解く地域論理」に向けて、写真撮影や情報収集を行った。グループごとに設定したテーマは、「信仰」、「食文化」、「エクステリア」、「憩いの空間」である。雨天のため、野外調査は困難さを伴ったが、豊富な展示物から多くのデータを得ることができた。
今後は収集したデータをまとめて、2週間後にグループごとにプレゼンテーションを実施する予定である。
ファッションに関する定点観察フィールドワーク
2023/07/07
2023年6月25日に授業「基礎演習Ⅲ」(担当:津村)の受講生10名が名古屋駅および大須商店街にてフィールドワークを実施した。
名古屋駅では、学生が3つのグループに分かれ、マスク着用について定点観察を行った。マスクの年代別着用率、年代別の着用マスクの色、年代別の着用マスクの素材の3つのテーマを設定し、通行人を観察して数を集計した。日曜日の午前中であったために人が多く、それぞれのグループごとに300人以上のデータを収集することができた。また大須商店街では、コスプレ文化について情報を収集するために、メイド喫茶やアニメ専門店などで参与観察を行った。
収集したデータを分析して、2週間後にグループごとにプレゼンテーションを実施する予定である。
知立市から多文化共生の未来を考える
2023/12/14
2023年10月24日から11月14日にかけて授業「基礎演習II」(担当:津村?宮下?藤原)の受講生39名が、知立市に関わる地域課題のフィールドワークとプレゼンテーションを実施した。
10月24日は、知立市企画政策課地方創生SDGs係の佐藤浩二係長から、多文化共生とやさしい日本語教室の活動促進のための課題提供をいただいた。今回の課題は「やさしい日本語の周知、活用促進に向けて、やさしい日本語を使いなか?ら、知立市の 多文化共生をPRするSNS掲載記事を作成しよう! 」というものであった。
10月28日および29日に、知立団地とその周辺にて、日本語教室への参加を含むフィールドワークを実施し、やさしい日本語と多文化共生のあり方について情報を収集した。その後、グループワークを挟み、11月14日に、知立市役所より佐藤様に来ていただき、学生がプレゼンテーションを実施した。
グループワークで、いずれのチームも非常にレベルの高い動画を制作し、知立市職員からも高い評価を得ることができた。