大学概要【2024年度実施分】カナダ海外研修「英語×キャリア×SDGs」:キャリアを見据えた実践的研修

外国語学部

カナダ海外研修「英語×キャリア×SDGs」:キャリアを見据えた実践的研修
実施責任者:池 沙弥

世界の目標であるSDGsの達成には国際協力が必至です。カナダでのSDGs実現への取り組みに関わることで「英語×キャリア×SDGs」を自身の目標として明確にとらえることができるようになります。英語を使ったキャリア、そしてそのキャリアの中でSDGsの実現に向けた自分の取り組みをイメージし、行動できるグローバルコミュニケーターの育成を目指します。

ACTIVITY

カナダでのSDGs研修がスタート:異文化での学びと成長の旅

2024/11/28

出発前の笑顔

持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとした4週間の海外研修がカナダアルバータ州のレスブリッジ大学においてスタートしました。
このプログラムでは、SDGsに関する理論的な学びだけでなく、実践的な活動を通して多くの成長が期待されています。
参加する5名の学生は、期待と不安が交錯する中で家族に見送られ、笑顔で空港を後にしました。
旅路は長く、名古屋から成田、そしてバンクーバーを経由してカルガリーに到着。そこからさらに3時間のバス移動を経てようやくレスブリッジ大学にたどり着き、ホストファミリーの温かい歓迎を受けました。

SDGsに関する新たな学び

2024/11/28

滞在1週目は、大学周辺に広がる圧倒的な自然の豊かさに驚き、また、市街地にみられる多国籍のレストランに多文化共生を実感する毎日でした。自然の美しさに触れ、環境に配慮した行動の重要性を再認識しました。
SDGsと旅行?観光の関係や、ごみ処理に関する取り組みについて学んだ後には、レスブリッジの浄水場の見学をしたり、レスブリッジの少数民族コミュニティーを訪問したり、フードバンクでのボランティア実践を行ったりとSDGs理論と実践を同時に行っていくことで理解が深まりました。
また、カナダの歴史を学ぶ機会もありました。イギリスの保護下にあったカナダが独立する精神を育んだ重要な分岐点について、そして日系カナダ人の歴史について学ぶことができました。どちらも、日本での歴史の授業ではあまり触れられなかった部分です。特に、日系カナダ人の歴史は、より良い社会のためにこれからも語り継がれていくべきだと感じました。さらにその後、日系文化コミュニティー「IKIGOMI」とともに地域の人たちに朝食を提供するボランティア活動を行い、ここでも知識と実践を体験することができました。

大学周辺の自然

フードバンクでのボランティア活動

レスブリッジ浄水場の様子

研修を終えて新たな学びへ!

2024/11/28

帰国便は台風の影響が心配されて無事に飛ぶか最後まで油断できませんでした。全員が予定通り無事に帰国できて本当に良かったです。
今回の研修では、ひとりひとりが楽しみながらも真剣にさまざまな活動に取り組んでいたことが良く分かります。SDGsと聞くと、日本では「貧困」「フードロス」といった言葉と結び付けられがちで、もちろんそれらも重要課題ではあるのですが、より幅広い視点からSDGsについて考えることのできる研修だったのではないかと思います。研修や活動を通して、歴史から学ぶ世界との関わり、人とのつながりが生み出すもの、自分でも取り組める地域の活動など、たくさんの気づきがあったことでしょう。ぜひその経験を日本で活かし、持続可能な社会を作り上げる一員として活躍してください。これからの皆さんのさらなる学びを応援しています。

Farewell Ceremonyにて

大学のシンボルとともにー「OKI」は挨拶の言葉

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