大学概要【2024年度実施分】先端医療とその課題に関する学びの創出と、次世代の学びへの橋渡し事業

薬学部

先端医療とその課題に関する学びの創出と、次世代の学びへの橋渡し事業
実施責任者:柳澤 聖

様々な医療分野のエキスパートとのラウンドミーティングや医療体験を通じた「学びの創出」、参加学生が最先端医療に関する「情報」「知見」を能動的に集積し、それらを統括した名城大学発医療情報ハンドブックの作成を進めます。これらの資料に基づいて、協力医療機関へのフィードバックを行うとともに、本事業を通じて得た情報を、「次世代の医療を担う」学生向けに翻訳した資料を作成、対面で内容を紹介することにより「学びの橋渡し」を進めます

ACTIVITY

最先端のゲノム医療に従事するエキスパートとのラウンドテーブルミーティングを通じて、がん治療に関する見識を深める

2025/02/05

 ゲノム医療は最先端の個別化医療であり、東海地区でその中核を担う愛知県がんセンターゲノム医療センターから、センター長を務められる講師をお招きして、がんの発症における様々なゲノム?分子異常に関わるご講演を頂くとともに、ラウンドテーブルミーティングでの交流を行いました。
 事前に活動内容を告知して、参加学生から質問募り、それを対面で答えて頂く形式をとったことにより、講義を受動的に聴くことでは得難い深い知識を得る貴重な機会となりました。

本活動に参加した学生向けに配布された資料からの抜粋

臨床研究の最先端で活躍するクリニカルコーディネーターの役割とは

2025/02/05

 臨床研究とは、新たな診断?予防法や治療薬?医療機器の開発など患者さんの生活の質(QOL)の向上や健康の増進を目的として、人を対象として行われる医学研究です。クリニカルコーディネーターは、その最先端で臨床研究の順調な進行のために活躍しています。
 この分野では薬剤師の活躍が期待されていますので、お二人の講師の先生方から、詳しい業務内容に加えて、臨床現場の声を含めた講義を行って頂きました。
 その後、参加学生と講師の先生方との対話形式での交流を図ることによって、深い知識を得る貴重な機会となりました。

講義の様子

本活動に参加した学生向けに配布された資料からの抜粋

次世代への臨床?基礎腫瘍学に関する知識の橋渡し

2025/02/05

 「がん」は患者さんの数も多く、治療も難しい病気です。ですが、この20年ほどで、がん発症原因の基礎的な(実験的な)研究が進み、その成果を活用した新しい治療薬~分子標的薬~が多く開発され、治療効果が向上してきています。
 このような基礎的研究から治療への応用の流れを受け継ぐ次世代に、最先端の腫瘍学の知識を引き継ぐため、薬学部の学生が作成に携わった講義資料を用いて、高校生を対象として授業を行いました。

本活動に参加した高校生向けに配布された資料からの抜粋

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ