大学概要【2024年度実施分】センシング技術を活用したモノづくり教育
理工学部
センシング技術を活用した新規アプリケーションを提案し,それを実現できる人材の育成に取組む.学生自らが新規アプリケーションを提案することによって,自由な発想をもつ人材の育成と主体的な学びの促進をねらう.様々なセンサデバイスとマイコンを活用しながら,提案物を製作?実現することによって,モノ作りの楽しさ?やりがいを体感する.加えて,コンテストへの参加によって学外交流とプレゼンテーション能力の向上を図る.
ACTIVITY
国際イノベーションコンテスト(i’CAN 24)の国内予選大会への参加
2024/12/19
国際イノベーションコンテスト(i’CAN)はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスを用いて、学生が新たなアプリケーションを提案?試作し、その成果を競う大会です。
今年は4/14(日)にせんだいメディアテーク(仙台市)にて国内予選大会が開催されました。名城大学からの4チームを含む全13チームが成果を競いました。名城大学からは計20人が参加しました(2年生:10人、3年生:7人、修士1年生:3人)。主体的学びやプレゼンテーション能力の向上につながったと思います。また、2チームが受賞しました。
チーム名:Pharmacy
アプリケーション名:飲みワスレナイナー
薬の飲み忘れを防ぐための薬箱型装置を作製しました。薬を飲む時間を知らせし、センサによって正しい薬が取り出されたかを判別します。
チーム名:Astros
アプリケーション名:ごみぱれいと
投入されたペットボトル、缶、瓶をセンサによって自動で検知し、分別してくれるごみ箱を作製しました。
チーム名:Choco Chip Cookies
アプリケーション名:腹筋マスター
腹筋ローラーでトレーニングをする際に、上半身と下半身が正しい姿勢になっているかをセンサによって検知しながらカウントします。国内第3位を受賞しました。
チーム名:Assistant Baby's
アプリケーション名:べびーファースト
赤ちゃんの初めてのハイハイやつかまり立ちをセンサによって検知し、親に通知します。その瞬間を写真や動画に収めることができます。仙台市長賞を受賞しました。
オープンキャンパスにおける高校生に向けた製作物の紹介
2024/12/26
センサデバイスとマイコンを用いた新たなアプリケーションを提案し、試作する本活動を、オープンキャンパスにおいて高校生向けに紹介しました。国際イノベーションコンテスト(iCAN’24)において発表した4つの製作物を(飲みワスレナイナー、ごみぱれいと、腹筋マスター、べびーファースト)、ポスターとデモ動画を用いて紹介しました。高校生に分かりやすく説明することによって発信力の向上につながったと思います。また、高校生にモノづくりの楽しさを伝えることができ、地域貢献ができたと思います。
2025年度に向けた製作チームの結成
2024/12/27
2025年度もセンサデバイスとマイコンを用いたアプリケーションの製作を行います。新たなメンバで4つの製作チームを結成し、新規アプリケーション提案を行いました。学年を跨いだチームを結成し、上級生と下級生が協力しながら製作を進めます。それぞれの提案?試作物は以下の通りです。2025年4月に開催される国際イノベーションコンテスト(i’CAN’25)に参加し、2022年度と2023年度に引続き受賞をねらいます。
チーム名:#thak(1年生:4名,4年生:1名)
アプリケーション名:ポップランナー
ランニングやジョギング時に走るテンポにあった音楽を自動で選択し、流してくれるアプリケーションを試作します。
チーム名:チームしゃちほこ(1年生:4名,4年生:1名)
アプリケーション名:リモートハンド
指先や手首の動きを捉えるグローブ型デバイスを作製し、1つで複数の家電製品を操作できるアプリケーションを試作します。
チーム名:名城Monsters (1年生:3名,4年生:1名,大学院生:1名)
アプリケーション名:自動開閉傘
屋内と屋外、雨が降っているか降っていないか、日差しの強さを判別し、リュックサックから自動で開閉する傘を試作します。
チーム名:YSY(3年生:1名,4年生:2名)
アプリケーション名:カラテック
手足の動きを捉え、空手の技の出来栄えを判定し、さらにVR空間上の仮想の相手と対決するアプリケーションを試作します。