大学概要【2024年度実施分】AIシステム構築体験プログラム

理工学部

AIシステム構築体験プログラム
実施責任者:田崎 豪

パソコンの中で動作させるだけであれば、AIは簡単に利用できるようになってきました。しかし、パソコン自体を作ること、パソコンの外の世界をセンシングして、現実世界に働きかけるAIシステムを作ることは少し難しくなります。本プログラムでは、FPGAで演算器を作る体験と、センサ入力をAIで処理してモーターを制御するシステムを構築する体験を通して、オリジナルシステムを開発できるような技術者の育成を試みます。

ACTIVITY

FPGAでの四則演算回路実装演習

2024/06/25

AIシステムを構築するうえで、パソコンの仕組みを知っておくことは重要です。そこで、パソコンの重要な部品である演算器の仕組みを学び、さらに演算器の基礎となる四則演算を行う回路をFPGAで実装する演習を行いました。回路はパソコン上のソフトウェアと違い、電気的な特性を考慮する必要があるため苦労する学生もいました。しかし最終的には四則演算を行う回路を実装できて、実装した回路で実演しながらプレゼンを行うことができました。

実演の様子

プレゼンの様子

AIで動かすモーター制御実習

2024/07/29

組み込みシステム2の講義内で、画像認識AIの認識結果を基にモーターを制御する演習を行いました。画像認識の基礎と、モーター制御の基礎だけを伝え、画像で何を認識させるか、認識結果からどのようにモーターを動かすかを、自分で考えてシステムを作成する演習です。
今年は生成AIの活用もあり、お金の種類を認識して投入口を自動で変更する貯金箱や、車線を認識して自動走行するロボットなど、例年にないアイデアがたくさん形になりました。

貯金箱

自動走行ロボット

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ