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名城大学では所属学部の授業の他に、他学部の授業を受けることができる「他学部履修制度」があります。外国語学部は、それをさらに推し進め、経営学部の授業で一定の学びを修めた学生に対して〈副専攻単位修得証明書〉を発行することにしています。この「副専攻制度」にチャレンジしている学生の声を紹介します!
| 進路決定
私が高校生の時に外国語学部に抱いていたイメージは、セメスター留学に参加して英語だけを勉強するというものでした。もちろん外国語学習は大切なのですが、それでは「他の人と差ができない!なにかが足りない!」と思い、進路を決める上で、この学部についてたくさん調べました。そして2016年度に外国語学部第一期生として入学して以来、私はセメスター留学を一番の目標にした友人たちとは少し違った形で大学生活を送っています。
| 副専攻履修制度
外国語学部には、他学部の授業を取ることができる通常の「他学部履修」に加え、「副専攻制度(経営学)」があります。経営学部の授業を履修し、16単位以上を習得すると〈副専攻単位修得証明書〉を発行してもらえる制度です。
このためには、外国語学部の卒業要件で単位修得とあわせて経営学部の科目を納めなければならず、簡単なことではありません。しかし、副専攻制度に挑戦することは、自分の夢に一番繋がることで、他の人にはない武器を手に入れることができると思いました。
| 将来の夢へのカギ
では、なぜ私が外国語学部に加え経営学部の授業を取ろうと思ったのか、またなぜ外国語学部ではなく経営学部に入らなかったのか。それは、私の将来の夢のためです。私は、将来日本と海外との架け橋となるような会社を立てたいと思っています。この夢を達成するためには外国語学と経営学が必要となってきます。特に外国語学については、ただ使うことが出来るだけの語学力を持っていても通用しないと考えました。
ただの語学力であれば独学で勉強できるのかもしれません。しかし、私はただ単に言語を話すことができたら会話が成り立つのでなく、その国の文化であったり、その人のバックグラウンドであったりを理解した上でコミュニケーションをとるということが一番大切なことだと思っています。言語だけではなく、海外について多くのことを学ぶことが出来る外国語学部に入り言語や文化、海外についての基礎知識から応用を一から学ぶことが重要だと考えました。このような考えから、私は外国語学部を選びました。
| 履修モデル
外国語学部の授業に加えて、副専攻制度のために他学部の科目を同時に取ることには大変な部分もあります。学期ごとに2~4単位分(約2科目)の授業をとっていますが、多くの授業は天白キャンパスで開講されるため、ナゴヤドーム前キャンパスに通っている私にとって両方の授業を一日に受けることはものすごく大変で負担になります。授業も前年度の授業の内容を用いて講義するものもあり、内容が理解できず落としてしまった授業もありました。
経営学部の授業は講義形式のものも多く、外国語学部での授業の受け方とは違った心構えも必要です。そこで、ただ単位を取ることに重点を置くのではなく、きちんと学びを自分のものにすることを大切にしました。具体的には、教科書やプリントを見返したり、自分のノートから講義内容を思い出したりしながら、もう一度まとめ直しをしたりと工夫しながら理解を深めていきました。
私は一年次で外国語学部の取れるだけの単位(46単位)を取り、二年次に経営の授業を取り始めました。キャンパス間移動の苦労や、難しさから落とした単位もあったので、三年次の時点で4単位を修了、三年次後期には6単位分の科目を履修していました。4年生の残りの時間で修得を目指します。
| 異文化体験と英語学習
私はセメスター留学には行きませんでしたが、外国語学部では多くの異文化体験の機会があります。私はこれまでに、一年次の終わりにカナダのビクトリア大学での春季海外研修(2017年2月に一ヶ月間のホームステイ)、三年次にはタイへの二週間のフィールドワーク(2018年8月26日~9月9日)に参加し、国内外での異文化体験をしてきました。
また、英語力を伸ばすために、毎日の自宅学習に加えて、ゲーム感覚で勉強できるアプリや字幕なしでの海外映画鑑賞などをしています。特に私が気を付けていることは、毎日聞いているものの半分以上を英語にすることです。聞く音楽、見る番組など、なるべく英語が日本語より多くなるようにしました。これにより特に語彙力とリスニング力はかなり向上したなと感じています。
| 就職活動をはじめて
現在、就職活動がはじまりたくさんの説明会に参加しています。副専攻に挑戦している自分の強みを具体的に伝えられるようにするため、これまでの経験や学びを振り返っています。
今は、医療薬品関係の会社でお客様と直接話ができる営業の仕事がしたいと思っています。なぜなら経営学部で『消費者行動論』を学んだことで、自分の能力が一番発揮できる場は、お客様とかかわれる仕事ではないかと感じたからです。将来はマーケティングにかかわり、自分の会社を立ち上げるという目標に近づいていきたいと考えています。
| 外国語学部での学び
外国語学部では、毎日の授業や海外での体験を通じて語学力を高めるだけではなく、副専攻制度に挑戦して自分の可能性を拡げられる機会があります。私は外国語の専攻と経営学を学ぶという目標を、大学生活4年間の目標の中心にしてきました。どういった大学生活を送るかは自分で決めることができます。外国語学部は、語学や留学以上の学びを可能にしてくれる学部です。
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