この3月に外国語学部を卒業した2020年度卒業生のうち、8人もの学生が副専攻(経営学)を見事に修了し、「副専攻単位修得証明書」と「副専攻修了証書」を手にしました。彼らがなぜ副専攻を目指したのか、どんな学びがあったのか、就職活動にはどう活かされたかなど、修了者の声をまとめてお伝えします。
副専攻を目指そうと思った動機
■留学先での授業を通して国籍や年齢のさまざまな生徒と関わるうちに、自分の知識不足や考えの浅さを実感し、英語以外にも何かを学びたいと考えていた時、就職活動を控えていて、企業の仕組みや取り組みに興味があったため副専攻制度に挑戦してみようと思ったから。
■将来、民間企業に勤める上で、外国語だけではスキルとして不十分だと思い、専攻の外国語+αとしてビジネスの基礎である経営学を学びたいと思ったから。
■起業の際に学びが活かせると思ったことと、英語プラスアルファの時代に乗ろうと思ったから。
■そのほか「外国語だけではなく、他分野でも専門的な知識を学びたいと思ったから」「経営について興味があったから」など
印象に残っている科目とその理由
■『国際貿易論』
グローバルに展開している各日本企業の戦略を学術的に学ぶ事が出来たから。中でも「海外直接投資」という用語が非常に印象に残っていて、外国語学部では絶対に聞かない分野を学んでいる実感がとても湧くと同時に、海外市場での働き方に関心を持つ私にとっては就職活動へのヒントにもなった。
■『国際比較経営史』
アメリカや中国、日本の企業を比較し、GAFAやスタートアップ企業について学んだ。外国と日本の企業家精神の違いや、日本企業が今後グローバルに活躍するためにはどうすればよいのかを考える機会を持てて良かったと思う。
■『マーケティング入門』
陳列の仕方やターゲットの絞り方など、社会でどのように商品やサービスが経済を回しているか学ぶことができた。また、先生が指名してくださる回数が多いため考えることが多くなり、思考が深められると思った。
■『基本簿記』
好きだったのと、良い点数が取れたことと、2コマ続けて授業があったため。
学びになった点
■経営学部の授業を受講した事で、社会のあらゆる物事に対する視野が広がったと思います。例えば、『国際貿易論』や『国際マーケティング論』等の講義から、各日本企業のグローバル戦略の真意を学術的に学ぶことができ、自分が知らなかった新しい分野への気づきを体感することができた。そしてそれらの考え方が就職活動における企業選びや業界研究で活きた。
■他学部の先生との関わりが増えて課外授業に参加させてもらえることもある。視野が広がった。外国語学部で男女の差別を学ぶと、男女をまとめたくなるが経営的に見ると男女を区別してより商品やサービスが売れやすくするよう工夫しているなど。
■企業や経営への関心がより高まり、経済番組を見て理解できることが増えたり、学んだことについて家族と話し合いをしたりするようになった。
■今後社会人となる上で会社の仕組み等を学ぶことが出来たこと。
就職活動への影響
■面接時に、自らの専攻+αとして経営学を学ぶ、かつ高いGPAを維持する事に対し、率直にお褒めの言葉を頂いた。また、そのような選択をした背景をしっかり説明した事で、自分がどういう学生なのかがよく分かったと好印象でした。
■面接時に、プラスで学んだことを高く評価してもらえました。外国語学部で学んだことだけでなく、それも踏まえて経営学部で学べていることがわかると言われました。
■そのほか「興味を示してくださり、いろいろとお話を聞いてくださった」「いろんなことが学べるんですね、と言われました」、「向上心があると評価して頂いた」など
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