2023年7月22日と23日、名城大学ではオープンキャンパスが開催されました。その一環として、外国語学部では、卒業生が活躍するフィールドを紹介する特別イベントが開催されました。

このイベントは、卒業生が実際に過ごした外国語学部での4年間の学びを伝え、その結果としての現在の仕事内容等を伝えることで外国語学部をより深く理解してもらうことを目的としており、本学では外国語学部のみが昨年から実施しています。今回は、卒業生である島田祥之介さん（21卒）、田中倫菜さん（22卒）がゲストとして参加し、現在の仕事での経験や学生時代の学び、そしてこれからの進学を検討している皆さんへのメッセージを語ってくれました。　（※昨年は、大手機械系メーカーで活躍する卒業生たちが参加してくれました。）

英語の learner から user へ

ゲストとして登壇した島田さんは昨3月まで静岡県の中高一貫校で英語教員として活躍されました。教員として英語を教えるだけでなく、英語ネイティブ教員とのコミュニケーションでも英語を使用しています。そして今秋からは、QS World Rankingsという世界ランキングで10位と評価されているイギリスのランカスター大学大学院（言語学）でさらなる学問の深化を追求します。

一方、田中さんはトヨタ自動車株式会社の品質保証部で働き、中南米40か国の保証業務を一人でメインに担当しています。英語だけでなく、時にスペイン語やフランス語も扱う彼女の業務は、まさにグローバルな視野を必要とします。

卒業生セッションの様子

今の仕事に活かされている外国語学部での学びとは？

二人が名城大学外国語学部で学んだ経験は、現在の仕事に大いに活かされています。島田さんは、名城大学にある英語だけを使う環境である「グローバルプラザ」で一日中英語に触れる経験や、異文化理解の授業で学んだ異なる価値観を許容するマインドが、今の彼の活動に大いに役立っていると感じています。

田中さんは、航空系の就職を目指すコース「MCAP」での学びや、留学経験を通じて培った国際交渉力が現在の仕事に生かされています。特に留学時の経験は、現地代理店との交渉に必要なネゴシエーションのマインド形成に大いに貢献しています。

左：田中さん、右：島田さん

受験生へのメッセージ！

受験生へのメッセージとしては、島田さんは「高校時代、またこれからでもいいので、何かを頑張ったという経験を持ってほしい」と語ります。一方、田中さんは、コロナのために自身が経験したフライト?アテンダントへの就職の道が閉ざされた時の挫折を乗り越え、多くの人々に助けられた経験から、皆さんに「ぜひ名城大学外国語学部への進学を検討してほしい」と伝えました。

このイベントを通じて、名城大学外国語学部がいかに多様なキャリアパスを提供し、また学生一人ひとりが困難を乗り越えて自分の道を切り開いていく力を育む場であることが示せたかと思います。皆さんもぜひ、名城大学外国語学部で学び、自分だけの未来を切り開いてみませんか。

Q & A セッションで質問する高校生