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2024.12.16

異文化と日本語の新たな発見――大学生たちが知立市の日本語教室を訪問

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外国語学部

2025年11月23日(土)、藤原教授が担当する基礎ゼミの学生たちは、知立市の日本語教室を訪れ、貴重なフィールドワークを体験しました。訪問先は知立市役所に併設された知立市中央公民館で、日本語学習支援を行うDiVE tv代表の牧野さんによる授業を見学しました。

日本語授業に参加!

この日の日本語教室では、まず今回の授業に関連する語彙の意味や使い方が丁寧に解説されました。ジェスチャーを交えた分かりやすい説明と、やさしい日本語が印象的でした。

その後、学生たちは「昔、住んでいたところ」「将来、住んでみたいところ」をテーマに、日本語学習者と少人数グループで会話を行いました。ここで大切にされたのは、「教える」のではなく、対等な立場で「話し合う」こと。お互いが新しい発見を得られるよう、役割が設定されました。

多国籍の学習者との対話――気づきと学び

この日、日本語学習者として参加した方々はネパール、ブラジル、中国、ベトナムなど多国籍の出身者。学生たちは慣れ親しんだ日本語を使いながら、異文化に触れる貴重な経験をしました。

「伝わらなかったらどうしよう…」という不安もあった学生たち。しかし、学習者の方々はジェスチャーを交えた大きなリアクションや豊かな表情で会話を楽しんでおり、その姿に学生たちは驚かされました。間違いを恐れず、伝えたい気持ちを大切にする姿勢は、学生たちにとって大きな学びとなりました。

学生たちの感想――母語と向き合い、異文化交流を実感

学生からは、以下のような気づきや学びが寄せられました。

日本語の難しさを再認識
普段何気なく使っている「よく」という言葉も、頻度や質といった複数の意味があることを学習者に説明する際に、その難しさを痛感。母語話者として、客観的に言葉を捉える力の必要性を感じたそうです。

積極的な姿勢の大切さ
学習者の方々が地図を指し示すために前に出るなど、主体的に学ぶ姿勢は新鮮だったと学生たちは語ります。「まずは伝えようとする気持ちを持つことが大事だ」と、異文化交流を通じて気づいた学生も多くいました。

対話を通じた学びの深化
会話の時間には、自分の言葉で伝えることの大切さや、相手に合わせて言葉を工夫する力が鍛えられました。学習者たちの積極的な反応が、会話をさらに楽しいものにしたという感想も寄せられています。

異文化交流の魅力――伝える力と柔軟な心を育む
今回のフィールドワークを通して、学生たちは日本語の特性や異文化交流の魅力に触れ、柔軟性や積極性の大切さを学びました。日本語教室での経験は、単なる学びにとどまらず、異文化とつながる喜びや新しい視点を与えてくれました。

「伝わらなかったらどうしよう」から「伝えたい」に――

学生たちにとって、今回の訪問は日本語を見つめ直し、コミュニケーションの本質に触れる貴重な一日となったようです。これからの成長につながる学びの機会となったことは間違いありません。

今後も異文化交流の輪が広がり、多くの学生たちが新しい発見を得られるような機会を提供していきます。