大学概要【2021年度実施分】ポートフォリオを活用した学生の主体的な学びのサマライズとリフレクションを促すサポートプロジェクト

薬学部

ポートフォリオを活用した学生の主体的な学びのサマライズとリフレクションを促すサポートプロジェクト
実施責任者:大津 史子

本取組は、学びの蓄積であるポートフォリオを利用し、学生自身が自分の学びをエビデンスから確認し、自らの言葉で、自分が「何ができるようになったか」、自分自身の強みや弱みをサマライズし、その内容をリフレクションして次の学びにつなげる仕組みの構築です。これにより、学生が主体的に自らの学びを振り返り、それを教員がサポートすることで、自分の成長を実感し、学びを促進することを目的としています。

ACTIVITY

1年生でキャリアデザインシートの利用開始!

2021/12/15

 1年生の前期授業において、キャリアデザインシートの入力を行いました。キャリアデザインシートは、学びのエビデンスを学生自身が就職活動などで活用でき、キャリア教育やキャリア支援に利用できるフォーマットです。
 履歴書を作成するところから始まり、学修成果サマリーなどで振り返った内容が転記され、これまで実施してきた取り組みによりにより可視化できるようになりました。薬学部の過程は6年間と長く、時として、目の前のことばかりに集中しがちになります。この機能により、長い過程を意識し、目標をたて、学びを蓄積し、振り返るというサイクルを効果的に回す事をサポートできると考えます。

ディプロマルーブリックと学修成果サマリーを用いた学びのサマライズとリフレクションを行いました!

2021/12/15

 ディプロマルーブリックと学修成果サマリーを用いた学びの振り返りを今年度も実施しました。ディプロマルーブリックは、ディプロマポリシーごとに作成したルーブリック評価表を用いて、ディプロマ?ポリシーで求めている学修成果を自己評価するものです。学修成果サマリーは、半期ごとに蓄積されたサマリーと具体的な学習プロダクト(レポートやアンケートなど)、学習成績及びディプロマポリシー及び10の資質の評価レーダーチャートを、半期毎、進級時及び卒業時の学修成果サマリーとしてまとめて出力できるようにしたものです(図1参照)。
 前後期の振り返りですので、1~4年生を対象として、前期は8月、後期は3月に実施しました。今年度後期は未実施ですので、昨年度後期からの実施実績を紹介します。
これを用いて、本年度は、後期に1年生の面談でも利用し、前期2,3年生と合計3学年の面談に利用しました。学生が主体的に自らの学びを振り返ることで学びがサマライズされ、教員がサポートすることで、学生が自分の成長を実感し、学びの促進に繋がると考えられます。

図1

キャリアデザインシートがスマートフォンで入力できる様になります!

2021/12/15

図1

 今年度、キャリアデザインシートの利用推進のため、キャリアデザインシートのスマホ対応を実施しました(図1参照)。
スマホで、履歴書や目標、振り返りの入力、修正が可能となりました。これにより、キャリアデザインシートの入力及び確認がしやすくなるため、より身近になり、実施率の向上が見込めると考えています。
 さらに、キャリアデザインシート形式での直接出力機能や全学年サマリーの出力機能の開発を行っています。
 学修成果サマリーにおいては、授業外学習での成果の入力の実施があまり行われていない状況です。これは、キャリアデザインシートにも連携しています。授業外学習の学修成果はキャリアを考える上においても重要ですので、エビデンスとして残すことができるように推進する必要があると考えています。

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