実施日時：2021年6月19日（土）9：10～16：30
実施場所：研究実験棟Ⅲ2階 204実験室
参加者　：理工学部電気電子工学科　3年生（45名）
外部講師：コロナ禍で外部講師の招聘は中止した
工作指導：理工学部電気電子工学科　都竹愛一郎

取組内容：電気電子工学科の3年生対象の講義「電子回路C」で学んだ、差動増幅回路と電源回路について、半田付けをしなくても回路が作成できるブレッドボードを用いて、その応用回路を組み立てた。最初に差動増幅回路の応用回路として、カラオケアンプを作成した。この回路は、差動増幅回路のプラス入力に右の音を入力し、マイナス入力に左の音を入力して引き算することにより、センターボーカルの声を除去（カラオケ化）する回路である。次に電源回路の応用回路として、可変電圧スイッチング電源を作成し（写真1-1）、この電源を用いて模型電車を走らせた（写真1-2、動画1-1）。
　
アンケート調査結果：定期試験時に実施している調査で、「電子回路への興味や理解が深まりましたか」という質問に対し、「強くそう思う」と答えた学生が75.6％、「ややそう思う」と答えた学生が24.4％ （合計で100％）であった。

実施日時：2021年6月26日（土）9：10～16：30
実施場所：研究実験棟Ⅲ2階 204実験室
参加者　：理工学部電気電子工学科　2年生（63名）
外部講師：コロナ禍で外部講師の招聘は中止した
工作指導：理工学部電気電子工学科　都竹愛一郎
　
取組内容：電気電子工学科の2年生対象の講義「基礎通信工学」で学んだ、変調回路について、半田付けをしなくても回路が作成できるブレッドボードを用いて、その応用回路を組み立てた。最初に変調回路の応用回路として、電子楽器のテルミンを作成した（写真2-1）。この回路はCdSという光センサーを用いて、明るさの強弱（明暗）を音の高さに変換するものである。CdSの周りを手で覆って明るさを変えれば、音の高さを変えることができ、楽器になる。次に変調回路の応用回路として、サーボモーターコントローラーを作成し、このコントローラーを用いてロボットアームを動かした（写真2-2、動画2-1）。
　
アンケート調査結果：定期試験時に実施している調査で、「電子回路への興味や理解が深まりましたか」という質問に対し、「強くそう思う」と答えた学生が61.9％、「ややそう思う」と答えた学生が36.5％ （合計で98.4％）であった。

実施日時：2021年11月20日（土）9：10～16：30
実施場所：研究実験棟Ⅲ2階 204実験室
参加者　：理工学部電気電子工学科　2年生（ 56名）
外部講師：パナソニックライフソリューションズ電材三重(株)　岩本拓也 氏
工作指導：理工学部電気電子工学科　都竹愛一郎
　
取組内容：電気電子工学科の2年生対象の講義「電子回路B」で学んだ、トランジスタの増幅回路について、半田付けをしなくても回路が作成できるブレッドボードを用いて、その応用回路を組み立てた。最初にFET（電界効果トランジスタ）の応用回路として、タッチセンサーを作成した。次にバイポーラトランジスタの応用回路として、暗くなると自動的にLEDが点灯する回路を作成した。なお、工作に先立って、パナソニックの岩本氏に、パナソニックで実際に作っている街灯の自動点灯回路を紹介してもらい（写真3-1）、大学で学んだことが仕事で役に立っていることと、大学で学ぶことの重要性について話してもらった。
　
アンケート調査結果：定期試験時に実施している調査で、「電子回路への興味や理解が深まりましたか」という質問に対し、「強くそう思う」と答えた学生が83.3％、「ややそう思う」と答えた学生が16.7％ であった。