大学概要【2020年度実施分】全日本学生室内飛行ロボットコンテスト機体製作を通したPBL

理工学部

全日本学生室内飛行ロボットコンテスト機体製作を通したPBL
実施責任者:菅野 望

本事業では全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場を目的として, 講義科目で得た航空工学や流体力学に関する学問的知識を基盤とした学生独自設計による飛行機(ラジコン操作)の機体を製作し, 全国の大学?工業専門学校生と競い, 交流することにより社会性を磨き, 知識をモノづくりに活かす実感的モノ作りの喜びと, チームワークを通したコミュニケーション能力の体得を目指します.

ACTIVITY

一般部門とマルチコプター部門へのエントリー

2020/12/07

本プロジェクト目標である第16回全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場のため、一般部門とマルチコプター部門の2部門にエントリーを行いました。その後9月の大会に向けた機体製作を開始した5月~6月にかけて、新型コロナウイルスの影響により、大学における機体製作が滞りました。7月には、例年のような大型バスでの東京会場への移動やホテル宿泊における感染リスクから今回の出場は見送ることに決定しました。
今年度のコンテストは東京の大学が中心となり、例年よりもずっと少ない11チームで開催されたようです。来年度のコンテストへ出場するための機体製作に気持ちを切り替えて、感染リスクを抑えながら機体製作活動や来年度に向けたチーム体制の議論を重ねています。

概念設計のための紙製機体

機体の骨組み部品の設計図面

活動報告2

2020/12/22

 次年度のコンテスト出場に向けた機体製作場所の環境整備を行いました。もちろん、これまでも様々な場所で機体製作を行ってきましたが、コロナウイルス感染リスクを考慮し、ゆったりと議論できるように大きめの作業台、ホワイトボードなどを新たに設置しました。
 本プロジェクトへの参加学生が安全かつ効率的に機体設計や製作方法の議論を行うことのできる環境づくりもまた、プロジェクトに不可欠であることは言うまでもありません。今年度もまだまだ時間がありますので、飛行性能や信頼性の向上に向けた議論を重ねていく予定です。

機体材料の保管棚の組み立ての様子

作業大とホワイトボード設置の様子

活動報告3

2020/12/25

 次年度のコンテスト出場に向けた新型機の設計がおよそ完了したため、まずは各構造の部品を製作し、機体全体を組み立てました。昨年度の課題であった飛行不安定性を改善するため、尾翼位置や重心位置の見直しなどを行いました。また、メンテナンス製を高めるために、できるだけシンプルな構造に変更しました。主翼などの骨組みの部品やCADによる設計後、レーザー加工機にデータを読み込ませ切断加工しているので、主翼のリブ形状など、きれいな曲線に加工できています(写真②)。今年度の残りの時間を使って、試作機に翼表面材を貼り付け、プロペラや受信機などの装着、飛行安定性や旋回性能などの確認を行う予定です。また、卒業する参加メンバーからの機体製作ノウハウの引継ぎを準備しています。

(写真①)新型機の試作モデルを前に今後の計画を練る様子

(写真②)レーザー加工機で製作した骨組み部品(写真はリブ)

(写真③)試作モデルの全体写真(翼表面は今後製作予定)

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