大学概要【2021年度実施分】産官学連携による次世代ITエンジニア育成プロジェクト

理工学部

産官学連携による次世代ITエンジニア育成プロジェクト
実施責任者:田中 敏光

現役ITエンジニアによるワークショップを開催し,学生のITスキルの向上を図るとともに,ハッカソンを代表とする他学部,他大学,社会人との共同開発イベントを通じて,多様な経験と自己研鑽を積む機会をモチベーションの高い学生へ提供する.社会連携センターと連携した産官学の取組を実施することにより,実社会に存在する様々な課題に対して情報技術を利活用し、対応可能な次世代ITエンジニアを育成する.

関連リンク

ACTIVITY

Day 1:プロジェクトキックオフ & Slackハンズオン

2021/10/21

6月17日にオンラインでキックオフイベントを開催しました。キックオフイベントでは本プロジェクトにエントリーした81名の学生の他、IBM Championである開志専門職大学の西川先生、日本IBMの矢田様、髙尾様、ユメ?フルサトの吉田様、KDDIの竹内様などにもご参加いただき、下記のハッカソンやアプリ開発インターンなどの案内が行われました。
?グルーバルハッカソン「2021 Call for Code Global Challenge」
?KDDI学生向けハッカソン「KDDI DIGITAL GATE HACKS」
?小学生キャリア教育学童アプリ開発インターン
?IBM Cloudの学習コミュニティ「IBM見習い隊」
?愛知県産官学連携PBL実習
?学生向けハッカソン「Hack U 名城大学2021」

後半はチームコミュニケーションツールSlackのハンズオンを開催し、アカウント作成と利用方法の体験しました。

鈴木先生によるプロジェクト説明

IBM見習い隊の紹介

Call for Code Global Challengeの説明と簡単なハンズオン

参加者の集合写真

Day 2:Node-REDワークショップ?入門編?

2021/10/21

7月13日に対面(研究実験棟Ⅲ innovation hub)と遠隔のハイブリッド形式でNode-REDワークショップを開催しました。Node-RED User Group Tokaiの運営メンバーである上田様(中京テレビ?IBM Champion)を講師としてお招きし、その他、同運営メンバーである石井様と鈴木先生(IBM Champion)、Node-RED User Group Japan運営メンバーの萩野様(OutSystems)および日本IBMより矢田様、藤井様、髙尾様がサポーターとしてご参加頂きました。クラウドサービスKatacodaを利用してNode-RED環境の構築および使い方の学習をし、郵便番号から住所を取得するAPIの利用を題材にHTTPサーバで動作するプログラムをNode-REDで開発しました。ワークショップ後に講師陣と参加学生の質問会および座談会を行い、学生の質問に対して丁寧に回答して頂き、充実したワークショップとなりました。

上田様によるNode-REDハンズオン

Katacodaを利用したNode-RED環境構築の様子

Node-REDを利用したフローベースプログラミング

参加学生と講師陣による質問会&座談会

Day 3:ハッカソン作品を爆速で開発するためのFirebase入門【HTML/JavaScript】

2021/10/21

9月16日にオンライン形式でFirebaseワークショップを開催しました。今回はヤフーの長谷川様を講師としてお招きし、またヤフーのエンジニア5名が学生のサポートをするためにご参加頂きました。Googleが提供するmBaaSツールであるFirebaseを用いて、サンプルWebアプリケーションであるToDoアプリを動作させるまでの一連の流れについて学習しました。ワークショップ後はヤフーのエンジニアと参加学生でオンライン懇親会を行い、学生とエンジニアの交流を深めました。

長谷川様によるFirebaseワークショップの解説

ワークショップのゴールに関する説明

Hack Time!

エンジニアによるライブデモンストレーション

Day 4:エンジニアなら知ってて当たり前!コンテナ技術【Docker】

2021/10/21

日本IBMの髙尾様を講師としてお招きし、10月20日にオンライン形式でDockerハンズオンを開催しました。前半は世の中で広く利用されるようになったコンテナ技術の概要から仮想マシンとの違いなどを解説して頂き、後半に各自のPCを使ったハンズオンを行いました。Spring Frameworkを用いてJavaプログラミングを行い、サーバとして動作するコンテナの作成、実行、停止などにかかる操作方法を学習しました。

髙尾様によるDockerハンズオンの解説

コンテナ技術に関する講義

RESTful Webサービスを実装するJavaプログラミングの様子

Dockerによるコンテナの動作確認

トヨタコネクティッドとの産学連携PBL(課題解決型学習)ワークショップ

2021/12/08

11月10日より研究実験棟Ⅲ innovation hubでトヨタコネクティッド株式会社との産学連携によるPBLワークショップを開始しました。「待ったなしモビリティ社会 なろう!求められる IT人材に。」と題して、いつまでも無くならない交通事故を自動車および車内で得られる【情報】および【情報技術】を使って減らす課題に取り組みます。学部1年生から4年生までが参加し、2チームに分かれてデータを収集?分析したり、ディスカッションしながら、社会状況に認識、ビジョンの組み立て、事業性の認識、ソリューションの組み立てなどを行っていきます。なお、本ワークショップは12月22日の発表会まで毎週実施されます。

詳細は本学足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐をご覧下さい.
/news/detail_26731.html

トヨタコネクティッドの石川さんによる説明

チームでデータを分析する様子

トヨタコネクティッドのメンターとディスカッション

ソリューションについて考える学生達

Day 5-6:iOS/Androidアプリを同時に開発できるFlutter勉強会

2021/12/08

11月15日?22日の2日間にわたって理工学部情報工学科?鈴木研究室に所属する学部4年生や大学院生が、Googleが提供しているFlutterを使ったスマホアプリを開発する方法の勉強会を本プロジェクトに参画している学生向けに開催しました。参加学生はAndroidスマートフォンやiPhoneで動作するアプリを開発する一連の手順を学習し、各自のスマホにアプリをインストールして動作確認しました。学生同士で最新のアプリ開発技術を修得するための自主的な活動のきっかけになることが期待されます。

勉強会の様子

上級生が下級生の演習をサポート

Googleが公開している教材を使ってデモアプリを開発

わからないことを積極的に質問する学生達

Day 7:Node-REDでLINEボットを作ろうワークショップ

2021/12/08

11月23日に研究実験棟Ⅲ innovation hubで7回目のワークショップを開催しました。Node-RED User Group Tokaiの運営メンバーである石井さん(IBM Champion)と上田さん(中京テレビ?IBM Champion)を講師としてお招きし、クラウド?アプリケーション?プラットフォームHerokuを使ってNode-RED環境を構築し、LINE Messaging APIを利用してLINEボットを作りました。近年広く利用されているWebhookについて学習および実際に利用することにより、参加学生は異なるWebサービスを連携するための仕組みを理解しました。

講師?石井さんの自己紹介

講師?上田さんの自己紹介

ワークショップで作成するシステム構成を解説

参加学生をサポートする様子

ヤフーとの産学連携ハッカソン「Hack U 名城大学2021」

2021/12/08

今年で4年目の開催となるHack U名城大学2021の発表?審査会が11月27日にヤフー名古屋オフィスにて開催されました。ITエンジニア育成プロジェクトではハッカソンやコンテストなどに参加することを奨励しており、プロジェクトに参画している多くの学生達がHack U名城大学に参加しました。本学の他学部他学科の学生とチームをつくり、1つのプロダクトを具現化するプロセスを通じて、多様性や専門性の重要さ、また今回のテーマになっているDX(Digital Transformation)の理解も深まりました。発表会後には学生らがヤフーの社員と積極的にコミュニケーションしている姿が印象的でした。

詳細はHack U 名城大学2021のページをご覧下さい.
https://hacku.yahoo.co.jp/meijo2021/

ヤフー名古屋オフィスでの受け付け

学生が開発したプロダクトを確認するデモタイム

すぐに実証実験可能な本格的なレベルのプロダクトもあり

会場片付け後もヤフー社員とコミュニケーションを取る学生達

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ