大学概要【2016年度実施分】統計に関わる学生チューターの育成を起点とするコミュニティ創出
人間学部
人間学部の授業や卒業研究のなかで統計やデータ解析に苦手意識をもつ学生も、統計の授業で優秀な成績を修めた上級年次学生がチューターを務め、授業外でも質問可能な指導体制を設けると、身近な指導役と気軽にやり取りでき、学習の質を高められる。他方、「教えることは学ぶこと」と言われるとおり、チューター学生は学生の指導を通じて、統計やデータ解析にさらに習熟できる。統計に関する協同学習により学年をまたぐ学びのコミュニティを創り出す。
ACTIVITY
統計学習を支援する学生チューターの活動準備(11/1更新)
2016/11/01
ともすると統計の学習を敬遠しがちな学生諸君ですが、人文系である人間学部の学生にとっても卒業研究に統計が有用であるばかりか、仕事に就いてからも統計の知識や技能はとても役に立ちます。本事業は統計を学習する学生をチューター学生が支援する、というコンセプトです。チューターは後期に受講する授業で課された課題に取り組む学生の統計関係の相談にのったり、いっしょに課題に取り組んだりします。それらの活動の準備として、パソコンと統計ソフトウェア、および来談する学生が読みやすい本の購入を行いました。
統計学習を支援する学生チューターが活動を開始(12/19更新)
2016/12/19
学生チューターが活動を始めました。今年度は天白キャンパスの共通講義棟北?5Fの教室を活動場所とし、月曜日の午前と水曜日の午前に4名ずつの人間学部の3?4年次学生が待機しています。授業で課された統計関係の課題に取り組む学生が来談すると、その相談にのったり、いっしょに課題に取り組んだりしてくれます。来談者がない時間には、学生の支援ができるよう、自身も統計の勉強をしたり、パソコンと統計ソフトウェアを使ってデータの分析を行ったりしています。
学生チューターが来談学生の統計学習を支援しています。(2/8更新)
2017/02/08
統計の学習について相談したい人間学部の学生が、チューターの活動場所に来てくれるようになりました。来談した学生は授業で出された課題を持参して、統計分析をどうしたらよいか、また統計ソフトウェアが出力した計算結果をどう読み取ったらよいか、などといった点についてたずね、これに応えて統計チューターを務める学生がその場でノートパソコンを使っていっしょに統計分析を行ったり、統計関連書籍の該当ページを開いて説明したりしています。
来談した2年次の学生は、ふだん交流のない上級生に教えてもらう、ということで緊張していましたが、かれらの学習に取り組む真剣な表情が印象に残りました。一方、チューター学生は2年次学生にとてもフレンドリーに接しています。学年は1、2年上であるだけなのに、学生の成長がわかり、頼もしく、また興味深いです。
卒業研究に取り組む4年次学生も、予想外に多く来談してくれました。今年度の来談学生数は延べ20名(1月末の集計)、内訳は4年次学生がもっとも多く、同じ課題に取り組む4年次学生どうし、気軽に教えたり教えてもらったりできるのでしょう。