大学概要【2018年度実施分】心理実験室に集う学生の「教える-教えられる」サークル

人間学部

心理実験室に集う学生の「教える-教えられる」サークル
実施責任者:神谷 俊次

文字や画像,音声などの刺激提示を行い,刺激に対する反応や反応時間を測定するためのE-Prime(汎用性のある実験機器)3セットがドーム前キャンパスの心理学実験室に揃いました。E-Primeの操作に長けた学生を心理学実験室に定期的に配置し,都合の良い日に活動に参加できるようにします。卒業研究等で,実験的研究を予定している学生諸君のサークル活動への参加を求めます。プログラミングのノウハウを継承していきたいと思いますので,心理学実験に関心のある1,2年生の方もぜひ参加してください。

ACTIVITY

活動環境の整備

2018/06/20

本活動も3年目に入りました。実験機器もある程度整い,同時に複数の学生が学ぶことができるようになりました。E-Primeの知識や技能を習得した学生が卒業していくため,サークルの継続性が課題となっていました。本年度は,2?3年生でE-Primeを用いた心理学実験に興味のある学生を募集し,知識や技能の習得だけでなく,次年度には,新たなメンバーに教えられるだけのスキルを身につけてもらうことにしました。今回は,どんな実験をE-Primeで組むことができるのかを理解してもらいました。次回以降の活動で,各自で実施したい実験のアイデアを考えてきてもらい実践的なプログラミングを学ぶことになりました。

活動環境の整備

2018/12/26

大学院生による指導下,E-Primeでどのような実験ができるのかを理解するためにさまざまな実験プログラムを体験しているところです。

E-Primeを体験する学生は一定数にのぼりますが,自分の研究を進めるために継続的にサークル活動に取り組んでくれる仲間がなかなか集まりません。そこで,大学院生の指導の下で,自分の研究に実際に使えるようなプログラミングを学んでもらうために数名ずつの個別指導を行っていくことになりました。
現在, E-Primeでどんなことができるかを心理学実験関連の授業でデモしながら,参加者を募っています。参加者には,各自で取り組みたい研究テーマを考えてきてもらい,1月から継続的な活動に従事してもらいます。このような活動に参加することで,参加者も他の学生に教えられるくらいの知識を習得してもらう予定です。

活動環境の整備

2019/01/29

計画通り,1月には複数の講習会実施日を設定し,学生が自分の都合に合わせて講習会に参加できる体制を整えました。予約参加,飛び入り参加ともに可で,大学院生の指導下,参加者各自が自分の研究を念頭においてプログラミングを学びました。
教えられる立場の学生からは,「コンピュータは得意ではないけれど,E-Primeの使い方はそれほど難しくなく自分でも使えそうな気がした」「今度は,自分の実験計画をもとに E-Primeにチャレンジしたい」といった感想がありました。また,教える側からは「講習会に参加していただいた方から自分では抱かなかった疑問を投げかけられ,E-Primeの使い方に関して新たな視点から見直すことができました」「参加者から『こういうことをしてみたい』という意見をいただき,それに応じた教材を用意することで,参加者の講習会に対する意欲を引き出すことができました」といった感想が寄せられました。

心理学実験室に掲示されているE-Prime講習会参加者募集のお知らせ。ドーム前キャンパスの他の掲示板でも周知中です。

心理学系の講義で10分ほどの時間を割いてもらい,E-Primeのデモをしている様子。

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