大学概要【2017年度実施分】化学系リーダーシップ養成プログラム

理工学部

化学系リーダーシップ養成プログラム
実施責任者:丸山 隆浩

化学は一つの専門分野のみで完結するものではなく、様々な分野の知識や技術の集約が必要です。応用化学科では、次世代を担う化学技術者の育成を教育目標の主眼におき、体系化した化学専門科目のもと、高度な化学基礎教育を行っています。本プログラムでは、その実践の場である研究活動を主体的に進める事ができる、強いリーダーシップ性を有するスターの養成をめざします。卒業研究をベースとした質の高い研究活動と大学院研究への展開を積極的に支援します。

ACTIVITY

電気化学および固体科学に関する環太平洋国際会議での発表

2017/01/18

2016年10月2日?7日に米国?ハワイ州ホノルルで行われた電気化学および固体科学に関する環太平洋国際会議において、固体触媒分野で成果を挙げた学部4年生が、英語での研究発表に臨み、議論に訪れた研究者に好印象を与えました。当該学生は、本プログラムの支援を受け、大学院への進学を決めており、本発表で交わされた、触媒粒子の形状や担持電極の電気化学的な性能、評価方法に関する議論を通して、今後の研究の方向性に関する重要な知見が得られました。

活動報告(1)

2017/03/09

2017年9月4日から8日まで、博多で開催された第78回応用物理学会秋季学術講演会に、カーボンナノチューブの成長について成果を上げた修士1年生の学生がポスター発表を行ってきました。昨年度から本プログラムの支援を受けて,Co触媒を使用したAl2O3バッファ層上での低温成長という題目で参加しました。今回の応用物理学会では、カーボンナノチューブ成長に関する基礎研究を行っている方はあまり来ておらず、カーボンナノチューブを使った応用に関しての発表が多かったです。しかし、低温成長がデバイス応用していく上で重要な要素であることから、デバイス上に直接成長している研究者などが関心を持ってポスターを見に来てもらえ、様々な方と議論を重ねることができました。また、実験で得られたアブノーマルな結果を載せていたところ、このようなケースで見たことがあるなどの助言をいただいたので、今後の方針を立てることができ有益な時間を過ごすことができました。

活動報告(2)

2017/03/09

本プログラムの支援を受けて、愛媛大学の城北キャンパスで9月20~22日の日程にて開催された第66回高分子討論会に超分子化学に関する発表を行うために参加しました。20日にポスター発表を行い、国内の他研究機関の研究者から研究内容や分析方法について貴重な意見をいただきました。また、学会には3日間参加し、高分子化学、超分子化学に関する研究発表を聞いて議論し、刺激を受けました。学会で得た知見を生かして、今後は合成と分析方法を見直し、より良い研究成果が得られるように努めたいと考えています。

活動報告(3)

2017/03/09

2017年10月28日から30日に電気通信大学で行われた触媒化学やエネルギー分野に対する放射光の利用に関する国際会議において、その場X線吸収分光法で成果を挙げた修士1年生が、英語での研究発表に臨み、議論に訪れた研究者に好印象を与えました。当該学生は、本プログラムの支援を受けた器具などを用いることで本発表に必要な結果を得ました。また、本プログラムの支援を受けて国際会議に参加出来たことで、その場X線吸収分光法や解析結果に関する議論を通して、今後の研究の方向性に関する重要な知見が得られました。

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