大学概要【2024年度実施分】大学生の「本を読む」活動の推進
人間学部
読書や図書館利用になかなか向かう機会のないひとも、本と親しんでみませんか。そうすることで、授業での文献利用をスムーズにするとともに、大学生活を豊かにすることを目指します。読書に対する苦手意識がもしあるなら、少し乗り越えられるようにいっしょに取り組みましょう。大人の本だけでなく、子どもの本にも目を向けることで、中高であまり読書活動をしなかったひとも思春期を「取り戻せる」かもしれないです。
ACTIVITY
常滑市立図書館?こども図書室の見学
2024/05/17
4月18日に、常滑市のこども図書室を見学しました。常滑市立図書館は、足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐3年に旧本館が老朽化のために閉館し、現在では、本館(青海公民館内)、南陵分館(南陵公民館内)、こども図書室(市役所内)の3館で運営しています。こども図書室は、足球竞彩网_英皇娱乐-任你博首页推荐4年に高台移転した新しい市役所庁舎内にオープンしました。この図書室の運営を中心に、生涯学習スポーツ課の水野ゆり課長補佐さまよりお話をうかがいました。当日は、図書室設置に向けて行われた市民ワークショップのファシリテートを担当された、愛知産業大学の堀部篤樹先生にもご同席いただきました。図書室は、当初の予定を超えて利用されており、各種行事も現在の指定管理者(TRC、山際史子館長さま)の努力にもより、盛んに行われるようになってきた、ということでした。図書室は、居心地のよい空間になっています。旧本館の学習スペース機能は公民館等に移し、利用時間も延長するなど利便性を高めましたが、市民は「図書館」での学習スペースを望んでいるようだ、というお話がありました。図書館に対する市民の期待は根強いものがあるようです。見学に参加した学生は、今後、この図書室で何かの活動に携わりたいと考えているようです。
常滑市新庁舎建設事業
https://www.city.tokoname.aichi.jp/shisei/1003537/index.html
新庁舎竣工パンフレットなどの資料が見られます。
新庁舎写真サムネイル
https://www.city.tokoname.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/100/samuneiru.pdf
最後のページに図書室の様子がわかる写真があります。
犬山市立図書館?子ども図書館まつり連動「ミニ母の日展」
2024/07/01
5月6日から12日まで、図書館の行事に合わせて、母の日のミニ展示などを実施しました。
5月5、6日には犬山市立図書館で、「子ども図書館まつり」がありました。6日には、城井恵理子先生のフェルト工作教室が開かれました。この教室では「リボンチャーム」「しおり」を子どもたちがつくりました。工作教室のお手伝いで参加した矢野さんを中心にそのコラボ企画を提案し、伊藤くん、恵島さんも協力して、工作教室の作品を母の日のプレゼントにする仕掛け、おかあさんに関する絵本のミニ展示、「おかあさんのにがおえてん」を連動して行いました。
子どもたちは楽しくフェルト工作ができましたし、おかあさんの絵も描いてくれましたので、いくつも掲示できました。短い期間でしたが、展示書籍にもなかなかの反響がありました。
犬山市立図書館の読書会、読書感想文講座、子ども司書講座に見学?参加しました
2025/02/03
8月21、22日に犬山市立図書館で行われた「子ども司書講座」に参加しました。講座は、アドバイザーの小幡章子先生を講師として、児童担当司書さんたちとの協働により進められました。小学生12名が参加しました。
1日目には、読書会と館内探検を行いました。読書会では、神沢利子『ちびっこカムのぼうけん』(理論社、1999年)を読んで、好きな登場人物や場面、セリフなどについて語り合いました。読書会の前にわらべ歌あそびを行ったことで、子どもたちは緊張がほぐれ、活発な意見交換ができました。館内探検では、施設の案内に加えて、図書館で本を探すときのコツやブックキャンプに施された工夫なども学びました。
2日目には、企画展示の実践演習を行いました。夏休みの思い出とそれに関係する本を図書館で探して紹介する「なつのおもいで展」を子どもたちと一緒に作りました。どのようにすると利用するひとたちにとって魅力的なのかを考えながら、本の紹介シートと代本板を作成しました。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02J2aNvnmJSadmpbqYL7LLhnuxKnVzpCi89oBM9ScnrvN8FDZPzB2cxKexZQEBsgwCl&id=100064546098344
企画展示では、夏の思い出に沿った興味深い本が選ばれました。取り組みの時間が足りないくらいでしたが、折り紙やマスキングテープで飾られた紹介カードはよくできていました。利用者さんからの反応もよく、選書のよさや紹介カードの力のおかげで子どもたちの選んだすべての本が貸し出されました。
なお、講座の内容は、8月25日の毎日新聞(地方版)でも報道されました(「本を読むって楽しい 名城大教員ら、子ども司書講座 犬山の図書館」/愛知)
これに先立ち8月2日には、『ちびっこカムのぼうけん』を課題本にして大人(講座運営に携わる関係者)による本番同様の読書会が行われました。大人ならではの視点や物語の受け取り方があり、児童文学を大人が読むことの楽しさも再確認しました。子どもと大人がもつ意見の共通点や相違点も発見する機会になりました。
同図書館による夏休みの企画では、8月7日~9日で行われた「読書感想文講座」にも5名の学生がお手伝いとして参加し、小学生と一緒に読書感想文の書き方を勉強しました。コツを掴んで書き進めていく子どもたちの様子や、時間内に完成させることができなくてもこの調子なら家でも書けそうと晴れやかな顔で帰っていく姿を見ることができました。