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2021.06.30

名城大学外国語学部×LNBTI (Sri Lanka) Zoom オンライン交流会

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渡邉?山田?髙橋?中村?片桐?大口

【学部生主催】

日本とスリランカの学生オンライン国際交流!

 A cross-cultural exchange program with Sri Lankan students of LNBTI (Lanka Nippon BizTech Institute) was conducted in English by six Meijo university students (Hijiri Katagiri, Kazumi Takahashi, Mizuki Nakamura, Akira Yamada, Mei Watanabe, Masashi Oguchi) from February 11 to May 3, 2021. This program was supported by an honorary professor of our faculty, Dr. Ananda Kumara, and in total, students met seven times online. The purpose of this program was to interact with Sri Lankan students of similar age and to promote Japanese culture.

 We thought this online exchange program would encourage students to understand cross-culture and own-culture alike. Owing to the influence of COVID-19 which has impacted students’ ability to study abroad, we conducted it using Zoom. In the Zoom sessions, we introduced Japanese culture and discussed the differences between Japan and Sri Lanka for approximately two hours each time. Additionally, to reduce the challenges caused by disabled cameras and muted voices in a fairly poor communication environment, we introduced the Zoom chatbox and whiteboard to also communicate visually. Such real-time technology functioned well for the purposes of our program. Although we all used English to communicate, there was some difficulty at times understanding each other because of the differences in pronunciation between Japanese and Sri Lankan English. Overcoming these language barriers contributed to building the sense of friendship and involvement we enjoyed through communicating online.

 Through this experience, we have learned that there are a variety of possibilities to expand our activities to connect with foreign students. We hope that more students will have the online cross-cultural exchange experience.

活動の経緯

 外国語学部国際英語学科3年生の片桐聖、髙橋一見、中村美月、山田明、渡邉芽依、4年生の大口真史です。私たちは、2021年2月11日から外国語学部教授(現名誉教授)アーナンダ?クマーラ先生のご紹介のもとスリランカの教育機関LNBTI(Lanka Nippon BizTech Institute ※)の学生と計7回にわたってZoomでのオンライン異文化交流会を実施しました。

 2020年、私たちは新型コロナウイルス感染症による留学の中止を余儀なくされる一年を過ごしました。そんなとき、留学の代わりとなるような同世代の外国人学生との国際交流ができないかという思いをもった学生が集い、本交流会の企画から実施に至るまでメンバーで何度も話し合った上で今回の異文化交流を行うという活路を見出しました。

※ LNBTIとは、スリランカの高校を卒業した学生の日系ICT企業への人材輩出を目的とした教育機関であり、ICT技術だけではなく日本語や日本の文化などをベースとした教育を受けられる専門学校です(以下リンク参照)。

スリランカ人学生との異文化交流

 この交流会は、日本文化の発信、そして異文化を持つ同じ学生との交流を目的として始まりました。交流会には毎回約80名のスリランカの学生を迎え、日本での生活や大学の紹介、また就職についての情報共有を行いました。約2時間の交流会の後半には、毎回スリランカ人学生からの質疑応答やフリートークの時間を設け、自分たちにとっても自文化を見つめ直す上で価値のある時間となるよう努めました。

『テーマ』内容:

第1回:『イントロダクション』日本の大学生活?就職、和服、ハイテク技術産業

第2回:『(LNBTI向け)日本での雇用機会?和文化体験①』日本での就職手順、クイズ(文化?考え方)、折り紙アクティビティ(鶴)、ハイテク技術産業、Cool culture(ゲーム、食、衣服)

第3回:『和文化体験②』和室、折り紙アクティビティ(自由)、ハイテク産業(自動車)

第4回:『日本での暮らし』フリートークタイム(20分)、日本の住宅?生活様式、書道、クイズ

第5回:『世界に誇る日本のDAISO』フリートークタイム(20分)、日本の百円ショップ(ダイソー)、日本の四季、クイズ

第6回:『日本のIT産業の可能性』日本での就職(IT)、資格(IT)、インターンシップ(体験談)、名城大学での生活

第7回:『日本社会における高度人材の将来性』日本での就職ビザ、日本の大学への入学、大学時代にしておいた方がいいこと(資格、スキル)、日本での外国人労働者の現状

 各回のプレゼン発表担当者は、当日話すテーマを決めてスケジュールの構成を練り、当日の交流会の運営に携わりました。回線や時差の問題によって、スリランカ人学生側のカメラ?マイクがオフでこちらが一方的に話している状態になってしまったときは正直戸惑いを感じましたが、チャット機能やスクリーン共有を活用し視覚的コミュニケーションを図ることで意思疎通に成功しました。こういった経験は、日常生活の環境下でZoomを媒体として海外の生活環境に触れる状況だからこそ感じられたことであり、異文化理解を深めるうえで非常に貴重な経験になりました。

実際の参加者(スリランカ人学生)からの声:

“I think it is very interesting to receive a presentation from a Japanese student, and it made my determination stronger to go to Japan one day.”

“It’s very valuable and interesting session to me today. And thank you very much for this information. I would like to study Japanese language with Japanese students. どうもありがとございました!”

“This session is so amazing... I like to join this kind of a session in near future...”

これからの活動について

 この交流会の経験を生かし、名城大学の?Enjoy Learning プロジェクト(Eプロ)?に応募し、『TSUNAGU(つなぐ)』という活動団体を立ち上げ採択されました(以下リンク参照)。TSUNAGUの活動を通じて、スリランカだけではなく他のアジア圏の途上国の学生とも交流をおこなっていくことを目標にしています。このコロナ禍における異文化交流を、私たちだけでなく多くの名城生に経験してもらえるよう、学内周知を図っていく予定です。

 新型コロナウイルスにより、従来の常識が通用しない不安はありますが、将来この経験が活きることを信じて今後もこの活動を発展させていきます。

記念写真