大学概要【2018年度実施分】英語を指導言語とする授業実施推進のためのCLIL理論の活用
外国語学部
外国語学部では、「英語を学ぶ」だけではなく、「英語で学ぶ」授業を展開することにより、学生を強く動機付けながら、語学力をいっそう高めることなどを目的として、All English授業の実施を推進します。
All English授業の実施を推進するにあたり、その課題として、学生の語学レベル、学習内容のレベルを適切に把握、考慮しながら、それに応じた段階的な授業を展開するために、人間の認知過程など教育心理学的な視点も取り入れながら、教科学習と言語学習の融合をすすめるCLIL(※Contents and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)の理論を取り入れ、授業設計、教材開発、授業方法、及び学習評価を行います。
ACTIVITY
活動報告1
2019/01/18
授業科目【南アジア事情】
アーナンダ クマーラ先生の担当する科目【南アジア事情】では、教授言語を英語とし、南アジア各国の状況について学びます。当日はバングラデシュで展開されている衣料産業やアジア各国におけるモノづくり、産業の発展に伴う社会の発展などについて、講義が行われました。講義への学生の積極的な参加を促すため、授業は双方向で行われています。クマーラ先生の質問に対して英語で回答する学生の姿が印象的でした。
活動報告2
2019/01/28
授業科目【日本のツーリズム】
二神 真美先生の担当する【日本のツーリズム】では、本学の協定校であるディクシー州立大学(アメリカ)やクィーンズランド工科大学(オーストラリア)から留学している交換留学生も交え、英語で講義を行っています。「What is overtourism?」という教員からの質問に対して、学生が国内外から非常にたくさんの旅行者が訪問する京都の例などを挙げ、英語で回答するやり取りが見受けられました。
活動報告3
2019/01/28
授業科目【日本文学研究】
岩井 眞實先生の担当する【日本文学研究】では、「おくのほそ道」を日本語と英語で読み、西洋との違いにも触れながら、日本文学の特徴を学んでいます。授業の冒頭では、学生のアクティブな授業への参加を引き出すために、岩井先生が教室内を回り、学生からの質問意見に答えていました。
この授業にも本学の協定校から留学している交換留学生が参加しており、日本人学生とともに「おくのほそ道」を読み、意見を交わしている姿が見られました。