大学概要【2022年度実施分】Society5.0&SDGs実践プロジェクト及び高校生のためのワールド?ワイド?ラーニングの支援
附属高等学校
本取組は、国内外の高校、大学、企業、地域と協働して、SDGsを含む社会課題について実践的な探究を行うことである。探究方法の一環としてNIE(NewspaperinEducation)を展開することにより自発的な探究姿勢を養うことが可能になる。また、校外(国内外)の関連イベントに積極的に参加することで、自らネットワークを構築し、協働して問題解決に向かうという視点を育むことを目的とする。
ACTIVITY
中日新聞 NIEコーディネーター 講演会
2022/06/10
6月6日(月)に普通科進学クラス1年生の探究Ⅰの授業において、中日新聞NIEコーディネーターの鬼頭昌也氏を招聘して新聞読み方講座「新聞は秘密でいっぱい」を実施した。探究Ⅰの授業においては、探究の柱の一つとしてNIEを据えており、その入り口として依頼した。新聞の役割から始まり、紙面の構成、読み方、ひいてはメディアリテラシ―にまで話が及び、生徒たちは真剣にメモを取り、これから始まるNIE学習に思いを馳せた。近年、新聞購読家庭が減少している中で、改めてインターネットと新聞を比較することで、その信頼性、安定性を実感し、手渡された新聞紙面を真剣に熟読する姿が印象的であった。
当日は、中日新聞の社会部の記者も取材に訪れ、翌朝の朝刊に授業の様子の記事が掲載された。
山川出版社 野澤武史社長 講演会
2022/09/14
9月12日(月)に普通科進学クラス1年生の探究Ⅰの授業において、山川出版社社長で、元ラグビー日本代表選手でもある野澤武史氏を招聘して講演会を実施した。野澤氏は、一般財団法人「スポーツを止めるな」の代表理事も務めており、コロナ禍で大会が中止となり、進学に向けたアピールの場を失った高校生アスリートに向けて、大会に代わるプレーアピールの機会を提供するための機会を提供することで、大学進学や、トップリーグ入りのチャンスを作り続けている。エネルギッシュな野澤氏の企画力?発案力の源をエピソードを交え面白おかしく話をして頂いた。中だるみ傾向にあった生徒達の心をくすぐり、今後、探究に向かう生徒達の心構えや視点?切り口が研ぎ澄まされていくのを大いに感じることが出来た講演であった。
新聞切り抜き作品コンクールに挑戦!
2022/09/21
年間を通じてNIE(News Paper in Education)の活動を推進している普通科進学クラス1年生。中日新聞のNIEコーディネーターから新聞読み方講座を受け、その後、人物紹介記事を執筆したり、自分たちで学級通信を作成したりと、順調に学びが進んでいます。新聞への造詣が深くなってきたところで夏休みの課題として、中日新聞主催の「新聞切り抜き作品コンクール」への応募作品を作成しました。「世界とわたし」と「科学とわたし」という大きな2つの大きなテーマから自分で一方を選択し、更に小テーマを自分で設定し、記事を集め、一枚の模造紙で自分の意見を発信しようという試みです。また、SDGsを意識した作品作りをしようということで、SDGsのオリジナルロゴステッカーを作成し、自分の選んだ記事は、それぞれどのゴールに該当するのかを考え、自分の作品にゴールステッカーを貼ってもらいました。社会問題を、当事者意識を持って考える佳い契機となりました。
国際クラス 英語による課題探究発表会
2022/11/28
11月24日(木)に普通科国際クラス3年生が、2年間掛けて作成した卒業論文に基づく課題探究の発表会を実施しました。国際クラスでの3年間の集大成として英語によるプレゼンテーションということで、受験と両立させながら懸命に準備を進めてきました。当日は名城大学外国語学部から4名の先生にお越し頂いたことを始め、調査段階でご協力頂いた企業の方や、保護者の方にも多数参観して頂きました。”Think globally, act Locally.”をスローガンに標榜する国際クラスならではの探究テーマを設定し、地球市民としての提案をするなど、発足から脈々と引き継がれてきた伝統をアップデートしながら、新しい観点での発信を試みる生徒も多く、後輩達にも良い刺激となる発表会となりました。
全国高校生SRサミットFOCUS
2022/12/06
11月12日、13日の2日間で第5回全国高校生SRサミットFOCUSが立命館宇治高校で実施されました。FOCUSとは、立命館宇治高校を中心とした文部科学省のワールドワイドラーニング(WWL)事業から始まった全国の高校生が取り組んでいるプロジェクトを持ち寄り、よりブラッシュアップし発信するという取り組みで、本校国際クラスの2年生が4名と、1年生が2名参加しました。
FOCUSではプロジェクトを持ち込み発表するだけでなく、イベントの事前からオンラインで参加者同士が繋がり、ファシリテーターからの講義やメンターからもアドバイスを頂き、チームを組んだ他校生徒とともに持ち込まれたプロジェクトをブラッシュアップしてこの日を迎えました。
「生理でとめるな」というテーマのプロジェクトに参画した生徒は、立命館宇治高等学校、愛媛大学附属高等学校、大妻中野中学校の生徒、計4名でチームを組み、そのプロジェクト発表はモデルプレゼンテーションに選ばれ、全体の前で発表する機会を頂きました。
本校の生徒は、それぞれ暁星国際高等学校の「持続可能な平和のために(ミャンマー難民支援)」、筑波大学坂戸高等学校の「生理用品×学校」、立命館宇治高等学校の「ラオニン(ラオスの貧困改善)」のプロジェクトに参加し、活況の内にイベントが幕を閉じました。