大学概要【2023年度実施分】「大志を抱け」自己実現セミナー

法学部

「大志を抱け」自己実現セミナー
実施責任者:伊川 正樹

この取組は、目的意識が明確でなかったり、あるいは、目的はあるものの行動に移せずにいる学生を対象に、学生自らが社会見学や職場体験を企画?実施?事後検証することによって、自身の目標や目的意識を明確にするとともに、主体性と実行力を養うことを目的とします。また、このことを通じて、学年を超えた学生間のつながりを作り、大学での学びの楽しさを共有できる仲間の輪を広げていくことも目指します。

ACTIVITY

今年度も実施!法学部新入生歓迎会!

2023/05/12

 2023年4月15日に名城ホールで「法学部新入生歓迎会」を行いました。このイベントは昨年度、大志セミナー実行委員によって初めて企画?実施されたもので、今年度も無事に開催することができたことを嬉しく思います。当日は約50名の新入生が参加し、盛況を呈しました。

 歓迎会の前半では、新入生に名城大学のことをより知ってもらうために、実行委員が作成した動画をスクリーンに映し「キャンパス紹介」や「学食紹介」、「部活動紹介」を行いました。動画の撮影に当たり関係各所へアポイントメントをとり、動画の編集についてはBGMや字体、アニメーションなどを駆使して、それぞれの部活動?サークルの魅力をしっかりと引き出せるよう工夫したため、見応えのあるものに仕上がりました。そして、動画だけでなく法学部教員による大学生活を送る上での心構えといったお話もありました。
 歓迎会後半には、新入生同士の交流を深めることを目的に「学校紹介クイズ」と「以心伝心ゲーム」の2つのミニゲームを行いました。ゲームはグループ制で行われ、各グループ内で協力し得点を競い合いました。ミニゲームが終わった後にはゲームを共にしたメンバーと談笑する姿もあり、新しい繋がりもできたようで、満足そうに会場を後にしました。

 今回の活動を通して得られた経験は多かったです。例えば、この企画を実現するために、11月頃から実行委員たちで何度も話し合い、企画を練ってきました。約半年もの期間がありましたが、SNSを使用しての打ち合わせでは話し合いが停滞し、なかなか先に進まないということが幾度かありました。直接集まる機会をより多く設ける必要があったと反省しました。また、歓迎会を企画する上での「趣旨」の重要性にも気づくことができました。具体的に述べると、昨年度の歓迎会では、コロナ禍で思うようにスタートが切れなかった新入生が多く参加するだろうという見解があり、歓迎会には「新しい友達をつくる」という趣旨がありました。しかし、今年度は昨年度と比べコロナウイルスによる規制等が緩和され、対面での授業が多くなったので友達をつくる機会は昨年度よりも拡がり、今年度も歓迎会で掲げていた前年度同様の趣旨では、新入生が参加する動機に欠けてしまったのだと考えました。この企画を終えて、改めて学生主体で考え行動し何かを成すことの達成感や充実感、難しさと共にやりがいを実感することができました。今回の反省点を活かし、今後もこのような企画を積極的に行っていきたいと強く思います。(実行委員が執筆)

後半に行ったミニゲームのリハーサル

以心伝心ゲーム

景品の贈呈式

今年も実施!天白警察署見学会

2023/07/04

 6月22日に天白警察署の見学をさせていただきました。
まず、担当の職員の方から、警察官と警察職員の違いや警察組織の部門紹介、警察学校の紹介などをしていただきました。また、白バイ隊員の方や署長さんからもお話を聞かせていただくことができました。
 さらに、白バイの試乗やパトカーの説明、鑑識体験など、普通では滅多にできない体験をさせていただきました。
 参加者にとって、警察官という職業に今まで以上に興味を持ち、警察官を目指すモチベーションが一層高まる機会となりました。 
(参加学生によるレポート)

天白警察署前で見学会参加者の記念撮影

パトカーの説明を受けました

憧れの白バイ!

弁護士と行く裁判傍聴

2023/12/04

 9月13日、名古屋地方裁判所で裁判傍聴を行いました。当日は過失運転致死罪と殺人罪が争われる2件の裁判を傍聴しました。
 この企画では、裁判を傍聴し、その後、弁護士の先生から傍聴した裁判についての詳しい解説をしていただきました。
 傍聴した2件のうち1件は、外国の方がいて通訳の方がついていたという裁判であったため傍聴していてもなかなか理解が難しい部分もありましたが、弁護士の先生の解説によって、複雑だった検察官や弁護士の言動の意味など深く理解することができました。また弁護士という仕事についてのやりがいや苦悩など貴重なお話もしていただきました。
 今回の体験で裁判での特有の緊張感を味わえたことや、弁護士の先生からのお話を伺えたことで裁判についてより興味を持つことができました。また、弁護士の先生は名城大学出身の先輩であるということだそうなので、今後のさまざまな学習への意欲が高まりました。

名古屋地裁の前で

裁判傍聴後の弁護士の説明会の様子

裁判に関する質疑応答

塀の内側のリアル―笠松刑務所見学

2023/12/06

 9月6日、19人の学生が、笠松刑務所を見学しました。
 当日は、まず会議室で、担当刑務官の方から、笠松刑務所についてご説明いただきました。長期?短期や、初犯?累犯の女子受刑者を一緒に収容していること、最高齢が89歳で、平均が52.4歳で高齢化の傾向が見られるとことでした。
 その後、受刑者が職業訓練を受けている様子を見学しました。一般刑務作業としての縫製作業(ミシン)やハーネスの組み立てとは別に、笠松刑務所のならではの職業訓練として、美容師の資格取得のプログラムがあるということを聞き、驚きました。その他、ホテルの客室清掃の訓練ができる部屋も見せていただきました。刑務所というよりも、専門学校を見学しているようでした。
 さらに、受刑者が寝泊まりする居室も見学しました。
 その後、会議室に戻って質疑応答を行いました。受刑者はたまたま破ったルールが懲役刑であったに過ぎず、「一般の人」と変わりはないという刑務官のコメントは考えさせられるものがありました。また、懲役刑と禁錮刑が廃止され、拘禁刑が間もなく導入されるに伴い、受刑者に合わせた処遇ができるようになるとの回答は、法改正の具体的な影響を実感するものでした。
 今回の見学会を通じて、「刑務所はただ受刑者に罰を与えるためだけではなく、受刑者のことをよく考えた矯正施設でもある」ということを強く感じました。また、参加者からは、「想像していたより『怖さ』というものを感じなかった、自分が思っていたよりも雰囲気が穏やかだった。」との感想もあり、見学の前に想像していたような場所とは違う、「リアル」な刑務所の姿を知ることができました。

出発前の集合写真

会議室でのスライドを用いた説明

参加者は熱心に話を聞いて、メモを取っています

玄関前で一枚

東京研修

2023/12/19

 11月2日から3日にかけて東京研修を実施しました。
 1日目は特許庁?法務省?防衛省を見学しました。特許庁では、審査官の方から、特許?商標?意匠についての説明を受けました。これまで特許をはじめとする制度があることは知っていましたが、どのようなものが出願されているのか、またその効力とはどんなものなのかついて考えたことがなかったので、ロゴのような形があるものだけでなく、音声にも商標が認められていると聞いたときはとても驚きました。
 法務省では旧本館庁舎の赤レンガ棟の見学をしました。そこはかつての司法大臣の食堂で現在は資料室として一般に公開されています。これまで歴史の授業で学んできた偉人の直筆の書類などがあり、知識と体験が結びついて、とても興奮しました。
 防衛省では市ヶ谷地区を見学しました。防衛省本省にくわえて、陸?海?空の幕僚監部とその上位にある統合幕僚監部があり、まさにここが国防の要なのだと実感しました。見学したものを詳しく書くことはできませんが、大変警備が厳重で、とても緊張しました。
 2日目はまず赤坂迎賓館に行きました。まるでヨーロッパに飛ばされたと錯覚するほどの西欧のお城のような内装に思わず声を漏らしました。よく見ると、ところどころ日本の要素も取り入れられていたのですが、違和感なく溶け込んでいるのでよく目を凝らして館内を歩きました。見学を通じて明治維新後の近代化?西洋化の一端を感じることができました。
 その後の自由行動の時間には東京科学博物館に行きました。文化の日だったこともあり、入館料が無料で様々なものを見ることができました。予定していた時間では十分に見きってしまうことができないぐらい見るものが多く面白かったです。東京は名古屋に比べて休日の娯楽の選択肢がたくさんあって、少しうらやましいと思いました。
 今回の東京研修において、私は今後の進路の参考になる体験をたくさんすることができました。様々な挑戦をする勇気をもらいました。これからも邁進していきたいと思います。(参加学生によるレポート)

特許庁審判廷 ドラマの撮影でも使われました。

防衛省 三島由紀夫が割腹自殺した場所として有名な現市ヶ谷記念館

赤坂迎賓館 新しい硬貨の表になってもおかしくない美しさでした。

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