大学概要【2024年度実施分】「大志を抱け」自己実現セミナー

法学部

「大志を抱け」自己実現セミナー
実施責任者:伊川 正樹

この取組は、目的意識が明確でなかったり、あるいは、目的はあるものの行動に移せずにいる学生を対象に、学生自らが社会見学や職場体験を企画?実施?事後検証することによって、自身の目標や目的意識を明確にするとともに、主体性と実行力を養うことを目的とします。また、このことを通じて、学年を超えた学生間のつながりをつくり、大学での学びの楽しさを共有できる仲間の輪を広げていくことも目指します。

ACTIVITY

天白警察署見学

2025/01/27

 6/20に天白警察署の見学を実施した。
 はじめに、担当の方から愛知県警における年収や休日取得情報などの福利厚生や警察の組織概要についての説明があった。その後、現役の警察官の方への質問のほかに、指紋採取?足跡採取などの鑑識業務の体験や白バイやパトカーの試乗があった。とくに足跡採取ではシールを用いて足跡を採取するという方法のほか、静電気を用いて埃を専用のマットに付着させて足跡を採取するという特殊な方法についても実際に体験することができた。
 これらの体験を通じて、警察という組織や警察官という仕事がどのようなものかを知ることができた。また、警察のイメージが変わり、警察官になりたいという感情がより強くなった。どのような警察官になるかそして、その理想の警察官像を達成するために何をすれば良いかということを、より真剣に考え直す機会となった。

静電気を用いた足跡採取を実際に体験しました。

パトカー?白バイの前で記念撮影

東京研修(最高裁?衆議院など)

2025/01/27

 9月3?4日に東京研修を実施しました。
 1日目は、最高裁判所を見学しました。最高裁判所では、憲法判断を下す場合に用いられる大法廷を見学し、法廷内の座席の配置が下級裁判所とは異なる点(下級裁判所では原告と被告が、あるいは検察官と弁護人が向き合うかたちで着席するのに対して、最高裁判所では双方とも裁判官席に向かって着席する)などの説明を受けました。
 2日目は、午前中に国会議事堂(衆議院)を見学しました。衆議院と参議院では議場の構造が異なる点(戦前は貴族院だった参議院には国会の開会時に天皇が臨席する際の座席が議長席の後方に用意されている)などの解説を受けました。午後は、グループごとに、法務省や警視庁など、自分たちの関心に合わせて選んだ施設の見学を行いました。
法学?政治学のなかにしばしば登場する国家機関を実際に訪れることで、大学における学びをより深めることができました。
 このほか、1日目の夜には、名城大学校友会関東支部との交流会を実施しました。栗山支部長を始めとする関東在住の多くの卒業生の方にお集まりいただき、主に卒業後の進路に関してOB?OGから体験談を交えてお話を聞かせていただきました。参加した学生からは、「先輩たちの優しさから頑張る活力をいただきました」「先輩たちのような素敵な大人になれるよう努力していきたいです」といった感想が寄せられました。

最高裁判所正門前での集合写真

最高裁判所大法廷:最高裁判所長官1名と同判事14名が着席する裁判官席に向かってすべての座席が配置されている。

国会議事堂前でパチリ

衆議院議場:衆議院議場にも議長席上方に天皇のための御傍聴席が用意されているが、現在まで用いられたことはない。

大学祭でのイベント企画出展

2025/01/28

 11月1?2日に大学祭に参加し、イベントを企画?実施しました。
 本セミナーの活動を学内に広く知ってもらうため、大学祭でイベントを実施しました。イベントは、「パーティー殺人の謎」という謎解きゲームを企画し、学内?学外の方々に幅広く楽しんでもらえるものとしました。
それとあわせて、これまでに行ってきたセミナーの活動を動画としてまとめ、これを企画の待ち時間や終わりの時間に流し、セミナーの存在や活動の内容を知ってもらえるように工夫しました。
 当日は、1日目に約320人、2日目も約400人が来場してくださり、予想を超える来場者数で多くの方々に企画を楽しんでもらえることができました。参加者からは、「謎解きが面白かった」「あっという間に時間が過ぎた」などの感想が寄せられました。
今回の企画を通じて、セミナーの活動を広く周知するという目的も達成することができました。

参加者に謎解きの手順を説明

謎を解く参加者

セミナーのメンバーで集合写真

名古屋刑務所見学

2025/01/30

 法学?政治学にまつわる施設見学の1つとして、1月30日に名古屋刑務所の見学をおこないました。2025年6月から導入される拘禁刑に表れているように、治安施設から再犯防止に重点を置いた更生施設へという刑務所の現在について学びました。
 当日は、刑務所内を実際に見学しました。調査官による講義の後、食堂や作業場、医療施設などを見て回り、所内の各種施設に関する説明を受けました。また名古屋刑務所独自の取り組み(受刑者の方が所内で飼育している生き物等)についても見ることができ、受刑者の特性に合わせた更生プログラムを実施し、社会復帰を促進することで再犯を防止しようとする現在における刑務所の役割を学ぶことができました。
 また見学後の質疑応答では、そうした現在の刑務所が求められる役割を踏まえつつ、「受刑者の特性をどのように見きわめるのか」「受刑者に合った更生プログラムがある刑務所に入ることがよいとしても、そのことで家族や親族から離れてしまい、逆に社会復帰を阻害してしまうといった問題が出てこないか」といった質問が出ました。これに対して、現在では刑務官ほか所内で働く職員に求められる能力が多岐にわたり、かつ高度になっていること、どの刑務所に入るのかについては、新しい土地で社会復帰を目指すほうがよい場合もあり、一概に受刑者の出身地に近いほうが良いとはいえないこと、罪の種類や再犯の回数といった点も含めて総合的に判断されること、といった解説を受けました。

参加者の集合写真

調査官による講義を熱心に聴講する参加者

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