大学概要【2024年度実施分】人を育てるドラマプロジェクト
外国語学部
中京地域はもちろん、ドラマ教育(演劇教育)を行っている大学は全国にも非常に少ないのが現状です。英語によるドラマ教育となると、実践例はほとんどありません。世界では常識であるドラマ教育が日本で採用されない理由は、①演劇文化が成熟していないこと、②ドラマを教える教師がいないことの2点に集約されます。外国語学部には、英語でドラマ教育を行うことができる教員が2名在籍しています。本プロジェクトは名城大学が誇れる取組に発展することと信じます。
ACTIVITY
Theatre Iridescenceの「Betrayal 背信」のスタッフとして参加
2025/01/24
6月7日?9日、劇団Theatre Iridescence公演「Betrayal」(七ツ寺共同スタジオ)の装置スタッフとして参加しました。
舞台装置は演劇の重要な要素ですが、学生たちはナグリ(金槌)もノコ(鋸)もインパクトドライバも使ったことがありません。それを一から教え、ようやく使えるようになりました。
この経験は次回?次々回の公演につながっていくことでしょう。
3?4年合同公演「美しきものの伝説」
2025/01/24
7月19日?21日、ナゴヤドーム前キャンパス北館DN407にて、宮本研作「美しきものの伝説」を上演しました。
この劇は、無政府主義運動に身を捧げて壮絶な死を遂げた大杉栄?伊藤野枝夫妻と、新劇運動を押し進めた島村抱月?松井須磨子?小山内薫らの葛藤が絡み合う群像劇です。
具体的な装置は使わず、学生が作った立方体の「サイコロ」と、人物たちのメッセージ(墨書)によって劇世界を抽象的に表現しています。
全5公演は好評のうちに終わりました。
3?4年合同公演「まじめが肝心 The Importance of Being Earnest」
2025/01/24
12月13日?15日、ナゴヤドーム前キャンパス東館?マルチスタジオにて、オスカー?ワイルド作「まじめが肝心 The Importance of Being Earnest」(英語劇)を上演しました。
「まじめが肝心」はオスカー?ワイルドの最高傑作です。全編がナンセンスなセリフで構成されており、その英語は19世紀末の英国上流階級のもの。難しい台本を、学生たちは見事に演じきりました。
装置はこの上演に向けて学生が本格的に製作したものです。また、照明についてはプロから学び、オペレーターも学生がつとめました。
卒論発表会での上演
2025/01/24
卒論発表会では、12月に上演した「まじめが肝心」のいくつかの場面を切り取って上演しました。DN511という小さな教室での上演で、舞台装置も教室の椅子と机を使用してのものでしたが、1年の締めくくりにふさわしい内容でした。