2020年8月、前期開講科目の「英語科指導法I」(担当:藤原)の一環として、愛知教育大学附属名古屋中学校の青山諒先生をゲストとしてお招きし特別授業をしていただきました。
テーマは「教育実習への心構え」です。青山先生は1)先生になろうと思ったきっかけ、2)先生の仕事とは何か、3)教職の魅力についてお話しされた上で、4)教育実習を控える本学の学生たちへアドバイスをくれました。具体的には、先生の仕事には「チームワーク」が必要だと指摘され、教育実習では「現場の先生の動き」をよくみて、「現場の先生とのコミュニケーション」を十分に図ること、そのような余裕を持つためには、授業だけでなくさまざまな状況を想定した事前準備がとても大切だと述べました。
またオンラインで模擬授業をしていただきました。この新型コロナのために、日本の学校ではオンラインでいかに教育機会を提供するかが課題となっています。どのように授業を実施すべきか試行錯誤している中、青山先生の勤務校では、すでにオンラインに対応しています。その経験に裏打ちされた大変スムーズな授業展開の授業を実演していただきました。
とくにICT機器を活用した映像を提示する活動、アプリのチャット機能を活用した自作英文をシェアする活動は、オンラインならではのもので、大変勉強になりました。
最後に質疑応答がありました。教育実習や教員採用試験を控える学生からは多くの質問があり、青山先生には丁寧にお答えいただきました。
下記は参加者の感想です。
オンラインであったにも関わらず、授業の流れやテンポの良さ、主体的となるアクティビティの多さは、まるで生の授業を受けているようでした。教育実習では、私も子どもたちを引きつけるような魅力ある授業をしたいと思いました。
(早川采那 外国語学部 4年)
青山先生の特別授業は先生を目指す私にとってとても貴重な時間でした。現場での話だったり、先生という仕事の魅力などを聞いて、青山先生自身が教師という仕事を大変なことはたくさんあるが、やりがいをもって楽しんでいることがひしひしと伝わってきました。これから教育実習や試験などの大変な時期に入りますが、私も青山先生のように生徒を楽しませるだけではなく、自分も仕事をしていて楽しいと思えるような先生になれるよう頑張りたいと思います。
(安井咲綺 外国語学部 3年)
名城大学外国語学部ではこれからの英語教員を輩出します。
(文責:藤原准教授)
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