2024年7月、「英語科指導法 I」の授業で、特別講師として伊藤慎治先生をお迎えしました。伊藤先生は、愛知教育大学附属中学校で多くの実習生を指導されてきた経験豊富な教育者です。公立中学校での勤務を経て、愛知教育大学附属中学校で6年間勤務され、第二言語習得理論や教授法の研究と実践に取り組まれました。公立学校に再び異動された後は、その成果を小中の授業で活かされています。今回、名城大学の教職課程の授業にもお招きいたしました。
最新の英語教育のトレンド
近年の英語教育では「活用」がキーワードとなっています。新学習指導要領では「言語活動」の重要性が強調され、インプットだけでなく、アウトプットの練習も不可欠です。伊藤先生はアウトプットの重要性を、部活動のラグビーでボールを蹴る練習に例えて説明されました。英語のパフォーマンステストの導入することで、アウトプットの機会を増やす工夫をされています。また授業内でのアウトプットの機会を確保するために、「できないからやらせない」のではなく、「できないけどやってみよう」という前向きな雰囲気をいつも大切にされています。
教師という職業の魅力
伊藤先生は、教師という職業のやりがいや魅力についても強調されました。子どもの成長をサポートし、共に喜びや苦しみを分かち合うことができるこの職業は、非常に価値があり、充実感を得られるものです。教師は忙しいと言われがちですが、多くの教師が自主的に取り組み、その忙しさを苦に感じていないと話されました。
教育実習生への温かいアドバイス
教育実習生に向けて、伊藤先生からは以下のアドバイスがありました。まず、実習が始まる前にしっかりと指導案を作成すること。そして、挑戦を恐れず、自分のベストを尽くすことなどです。
この特別授業を通じて、来年、実習を迎える教職課程の学生たちは英語教育の現場における具体的な指導法や心構えを学び、教育実習に向けた準備を一層強化することができました。以下は学生の感想です。
伊藤先生の特別授業で、第二言語習得に基づいた授業構成について学びました。仮に理論を理解していても、限られた授業時間で実践していくのはすごく難しいと思いますが、伊藤先生はいとも簡単に授業の構成を確立されていて本当にすごい先生だと感じました。学習した文法内容を4技能を用いて自分で考えることを軸に練習が構成され、特に最近言われているスピーキングの取り入れ方に感銘を受けました。得意不得意関係なくやりやすい環境にされていて、実際に能力が向上していた生徒の事例も見せていただき、すごいと感じました。全体に授業を行う中でしっかりと個人のレベルにも合わせて授業を考えていることを知り、新たな手札を身につけた感覚です。それを実際に使いこなすのはとても困難で、すごく時間がかかることだと思いますが、頑張っていきたいと思います。(3年次 城田凜さん)
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