2021年12月、「英語科指導法 II」の学外授業として、矢田小学校を訪問させていただきました。コロナ感染症には十分に配慮して、学生7名、教員1名でお伺いしました。
小学校の英語教育の現状と課題
はじめに教務主任の山内先生より、小学校の英語教育の現状と課題についてお話しいただきました。
小学校の英語が教科化されたことで、新しく入ってきた「評価」が課題になっていること、名古屋では英語に堪能な外国語アシスタントが配置されていますが、英語に不慣れな教員も授業時数の一部を一人で担当しなければならないことを課題として挙げられました。
その一方で、GIGAスクールのプロジェクトで、電子黒板、大画面ディスプレイ、タブレット、デジタル教科書などの活用が進んでいるとのお話しがありました。山内先生による特別授業も電子黒板やタブレットを巧みに活用されており、一昔前の小学校とは異なる風景でした。
6年生クラスで授業参観
次に実際の6年生の授業を参観させていただきました。授業では、外国語アシスタントの先生と担任の先生がティーム?ティーチングをされていました。授業は歌、チャンツ、単語学習、ペア活動、オリジナル?カレーのスピーチの準備など、多彩な活動が行われていました。”What’s this?” “Where is it from?” など、児童は元気よく英語で話していました。
参加学生の感想
山内先生のお話しにもありましたように、小中高の教育はすべて繋がっていることをよく理解するためにも、小学校での英語教育を参観させていただく機会はとても貴重なものでした。下記は参加者の感想です。
「今回矢田小学校への訪問にて1番感じたことはやはり自分達が受けてきた外国語活動との差でした。楽しく歌って踊るだけではなく、活動の中での過去形やbe from、likeなどの基本文法を教わるのではなく、自然と身につける形での授業になっており、英語を楽しみながら基礎を身につけられるいい時間だと思いました。さらに家庭科で習った学習内容を英語で再確認するなど教科等横断的な指導法もしており、すごく良いと感じました。」
(山内優佳 外国語学部 3年)
「今回の小学校訪問を踏まえて学んだこととして、印象的だった点がいくつかある。例えば、外国語アシスタントの方によるオールイングリッシュの授業である。私の小学生時代は、オールイングリッシュの際には、英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりとあまり英語が理解できなくても授業を楽しむことができる活動が主体であったが、今回の授業は食材がどのグループに分類されるのか等のより実践的な内容を学習したり、歌であっても当時は登場しなかった幅広い種類の英単語を日本語の説明はほとんどなしに子供たちがスムーズに理解している点に驚かされた。また、授業の中で子供たち同士で意見を交換する場など、4技能の向上をより意識した内容になっていたことを実感した。」
(榊原暁登 外国語学部 3年)
名城大学外国語学部ではこれからの英語教員を輩出します。
(文責 藤原)
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