大学概要【2019年度実施分】産学連携による現場触発型キャリア教育(キャリア特論)の実践

経営学部

産学連携による現場触発型キャリア教育(キャリア特論)の実践
実施責任者:田中 武憲

 本プログラムは、産学連携によるプロジェクトベース型授業です。この授業は教室での講義やグループワーク並びに企業現場での実習という2部構成となっています。前者では、協力企業から与えられた課題を受け、グループで手分けしながら、業界動向やそこでの協力企業の位置づけなどについて調査を重ね、その成果を反映させた課題解決案を中間プレゼンテーションで発表します。後者では、中間プレゼンテーションへのフィードバックから明らかになった提案内容の課題も踏まえつつ、夏期休暇中に2回協力企業を訪問し、実際に仕事を経験します。これらの企業訪問と職場体験を経たうえで、最終プレゼンテーションを行うとともに、協力企業に対し改善提案を行うという流れで授業は進められます。なお、今年度は、中央工機株式会社のご協力を得て実施する運びとなっています。

ACTIVITY

2019年度キャリア特論初回授業の様子

2019/04/05

 2019年4月5日(金)いよいよ今年度キャリア特論がスタートしました。本年度は中央工機株式会社様のご協力を得ての開講となります。16名と過去最高の受講者数が集まり、期待がふくらみます。
 初回授業の今日は企業紹介、講師紹介、担当教員紹介、受講生自己紹介、課題提示、コンプライアンスについての説明、次回までの宿題提示、チーム分け、リーダー選出と盛りだくさんの内容となりました。
 受講生たちは緊張しながらも、しっかりとした自己紹介をしてくれ、意識の高さを感じさせました。今年の課題はそれぞれ「大学3年生にモノづくりに関する専門商社を理解させ、魅力を伝えるコンテンツ案(内容)の作成及びプレゼンテーション(媒体はインスタグラムやフェイスブック等を使用)。」、「モノづくりに関する専門商社でコンプライアンスを保ち価値創造できる人(経営資源)の教育内容案(プログラム、教材)を作成及びプレゼンテーション(尚、教育対象は大学3年生とし、教育期間は大学卒業1年後まで。約2年6カ月間とする)。」とかなりハイレベルな内容となっています。皆さん一致協力して頑張っていってください。

川田様の自己紹介

川田様のお話を聴く学生たち

緊張した様子の学生たち

中央工機の会社紹介を聴く学生たち

2019年度キャリア特論第2回授業の様子

2019/04/12

 第2回目となる2019年4月12日(金)授業では、まず、両チームのチーム名が公表されました。チーム名はそれぞれ「せったーず」と「えったーず」です。
 その後、さっそく、前回授業時に課せられた宿題に対するプレゼンテーションを実施しました。えったーずは、自動車産業における10年後のマーケット動向(日本と世界の変化)について自分たちの考えを発表しました。今後は、ロシアとミャンマーの市場開拓に力点を置くべきというのがえったーずの見解でした。
 続いて、せったーずが、トヨタ自動車のIR情報を分析した上で、若年層に訴える製品開発が重要になるとのプレゼンテーションを行いました。
 川田様からは、えったーずに対して数的根拠を示すことの重要性を、せったーずに対してはデータを正確に読み取ることの重要性を指摘していただきました。
 プレゼンテーションはこれからが本番です。今日のご助言を踏まえて頑張っていきましょう。

チーム名発表「せったーず」

チーム名発表「えったーず」

せったーずのグループワークの様子

えったーずのグループワークの様子

2019年度キャリア特論第3回授業の様子

2019/04/19

 第3回目となる2019年4月19日(金)授業では、中央工機が対顧客サービスにおいて常に意識しているQuality(品質)、Cost(価格)、Delivery(納期)、Safety(安全?安心)?Speed(スピード)、略してQCDSについての理解を深めるためのグループワークを実施しました。
 具体的には、仕入れ先役の学生たちと交渉しつつ、如何にして顧客役である川田様が出されたオーダーに上手く対応できるか(当然、一定上の利益を出さねばなりません)を競い合うという内容です。学生たちはゲーム感覚で楽しみつつ、専門商社での仕事はどのようなものかその概要を理解できたようです。

顧客役の川田様からオーダーを受ける「せったーず」

顧客役の川田様からオーダーを受ける「えったーず」

顧客役の川田様に提案する「せったーず」

川田様の講評を聴く学生たち

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