大学概要【2022年度実施分】産学連携による現場触発型キャリア教育(キャリア特論)の実践
経営学部
地元企業の協力を得ながら、教室での講義やグループワーク並びに企業現場での実習を行う、2部構成型の産学連携によるPBL授業です。本年度は、ゆたか証券様にご支援いただき実施していくことになりました。過去最多16名の学生が参加し、提示された課題に取り組んでいきます。
ACTIVITY
2022年度キャリア特論第1回授業の様子
2022/05/01
2022年4月8日に、2名の企業講師をお迎えし、本年度のキャリア特論授業がスタートしました。過去最多となる16名の受講生は、皆やる気満々で、自己紹介からもこの授業に対する期待や意欲の大きさが伝わってきました。企業講師自己紹介、受講生自己紹介、ご協力企業の概要説明、チーム分け、チームリーダー選出などなど、初日から密度の濃い活動内容となりました。
2022年度キャリア特論第2回授業の様子
2022/05/01
キャリア特論第2回目の授業(4月15日実施)では、まず、各チームのチーム名を発表してもらった後、ゆたか証券では、どんな職種があり、それぞれ具体的にどのような仕事を日々行っているのかを企業講師にご説明いただきました。そして、授業終了間際に、いよいよ今年度の課題が提示されました。
各チーム「NATT」、「11(イレブン)」、「マカロン」、「SBGs」と、個性的なそしてこだわりを持った名前を考えてくれました。また、企業講師のお話を聞き、証券会社で働くとはどういうことなのか、さらにゆたか証券の組織文化?職場風土はどのようなもので、そこでは同社社員がどのような働き方をしているのかについて、学生たちは理解を深めることができました。
最後に、「証券会社の対面営業の意義とは」そして「ゆたか証券へのインターシップ提案」と、今年もチャレンジングな課題をご提示いただきました。チーム一丸となって取り組んでくれることを期待します。
2022年度キャリア特論第3回授業の様子
2022/05/09
キャリア特論第3回目の授業(4月22日実施)では特別ゲストとして営業職に従事しておられる松永様にお越しいただき、新人時代のご経験や日常的な業務の様子など、営業のリアルについてお話しいただきました。大変巧みな話術で学生たちは時に笑い声を上げつつ、真剣にメモを取りながら聞き入っていました。
授業後半は、各自持参した授業日当日付の日本経済新聞を用いたグループワークに取り組みました。証券会社社員が日本経済新聞を読む意義についてご説明いただいたうえで、新聞記事を1つ選び、その記事を株式投資の判断にどう活かせるかを発表するという活動内容でした。各グループの発表に対し、企業講師のお二人から適切なコメントを頂戴し、証券会社での業務に対する学生たちの理解がより深まったようです。盛りだくさんの授業でいつも以上に90分が短く感じられました。
2022年度キャリア特論企業実習
2022/08/18
去る2022年8月8日(月)および9日(火)の2日間にわたって今年度キャリア特論の企業実習を実施しました。
初日は、豊証券の6支店並びに本店ディーリング室の7箇所でそれぞれ営業動向?体験とディーラー体験に挑みました。いずれもが刺激的な経験だったようですが、とりわけ、飛び込み営業の緊張感や難しさが印象的だったと何人かの学生が振り返ってくれました。
実習2日目は、栄本店にて、ディーラー体験を希望する一部学生を除いた全員で日本経済新聞朝刊の読み合わせ、日報記述、グループワークによる企業研究レポート作成を実施しました。新聞の読み合わせは、各自が当日付の新聞上で関心を持った記事の概要を紹介したうえで、そこから何を読み取ったのかを報告するという試みでした。一人一人の報告に対して、営業部社員の方がコメントしてくださいましたが、現役証券社員による記事の読み込みやその背景理解の深さ、そして経済動向や政治動向などのあらゆる分野に精通した博識ぶりに皆圧倒されていました。グループワークでの企業研究レポートは、当日付日経新聞に登場する企業のうち関心を寄せた一社を取り上げ、会社四季報を手がかりにその企業の事業内容、強みと弱み、株価、時価総額、業績、株主優待、今後の業績や株価予測などを報告するという内容でした。各グループ、手際よく役割分担を決め、限られた時間で課題を遂行し、企業講師の方からしっかり調べられていたとの評価を頂戴していました。4月の本授業開始から4ヶ月以上グループワークを積み重ねてきただけに、見事なチームワークでした。
実習2日目の最後の2時間程度、9月5日に予定している最終プレゼンテーションの準備に充てさせていただきました。各グループ、第1回プレゼンテーションの要修正箇所、その後収集した情報、そして企業実習で得られた知見などを総動員しながら、議論を行い、ある者はパソコンに、またある者はノートにメモを取っていました。さらに、この機会を逃すまいと、企業講師を捕まえ、質問を行う、アドバイスを求めるなど終了時刻になるまで精力的に準備活動に勤しんでいました。この頑張りが余すところなく最終プレゼンテーションに反映されることを期待しています。